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真の修身科とは、この現実のわが身を修める学問であり、徹頭徹尾の学問であると申してよいでしょう。

したがって真の修身とは、教室だけで終わるものでは断じてなく、むしろ教室を出てからこそ、真の本舞台にかかるといってよいでしょう。

この辺、のぶそうくんらしいところである。さて、女性が出てくるところは、

わたくしたちにとって、さらに大事な修養の道場は、実は家庭であります。(中略)人間ができているか否かは、主としてその人の家での暮らし方のいかんに基づくといってもよいでしょう。

そして、そのことは、あなた方女性の場合において特にそうだと思います。

世よりも家庭とするところが、「見えし者」の結論になるところはよくあることである。のぶぞうくんもまたそうなのだろう。

【想ったこと】

「バリキャリ」にも色んな種類がいるかと。

1.仕事 ◎ 家庭 ◎

2.仕事 △ 家庭 △

3.仕事 △ 家庭 ×

とまあ、こんな感じだろうか。まあ、家庭のダメっぷりをわざわざ言うものはいないだろうから、なかなか判明はしないとは思うのだが。

思うに、真に仕事をこなせる者は、家庭もこなそうとする美学があるようで、その辺、実は、仕事にも家庭にも「効いている」美学のあるなしが関係しているのではなかろうかと思うわけである。

ちなみに、1は、どうも仕事よりも家庭を重んじているフシが感じられるのは私だけだろうか(だけど仕事はよくできるようである)。

皮肉なことに、2,3は、交換可能性が異様に高いかな。たぶん、2,3,は、「よい子」の延長で、学校では勉強、世間では仕事が世間では評価されると思ってしまい、つい「ふらっと」仕事をしてしまったという感じだろうか(か、家庭を手抜きして「ヒマ」になったので、その「ヒマつぶし」とか)。

話はそれたが、要は、日常が修身の場である、ということである。


女性のための修身教授録女性のための修身教授録
著者:森 信三
販売元:致知出版社
発売日:2009-11
おすすめ度:5.0
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著者:森 信三
販売元:致知出版社
発売日:2009-11
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何とまあ、女性用があったんですねぇ。

巷では専業主婦が劣等感を持つ時代とされ家事・育児を放り出し家事・育児等に比べれば取るに足らない「仕事」とやらをやって時間を失っているということが言われているが、さて信三くんは、その辺、どう切り込んでいるのか。これは発注決定である。

修身教授録―現代に甦る人間学の要諦 (致知選書)修身教授録―現代に甦る人間学の要諦 (致知選書)
著者:森 信三
販売元:致知出版社
発売日:2001-06
おすすめ度:5.0
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というわけで、さっそく第1講をレビューしてみたいと思う。

第1講だけあって、さて、のぶぞうくんが、どういう話をするかということになるのだが、

「教えたり教えられる間柄になるということは、考えてみれば実に深い因縁と言ってよいでしょう」

を始めとして、自己啓発・修身書には、必ずと言っていいほど出てくるあの内容が出てきます。

「われわれ人間というものは、すべて自分に対して必然的に与えられた事柄については、そこに好悪の感情を交えないで、素直に受け入れるところに、心の根本態度が確立すると思うのであります。

否、われわれは、かく自己に対して必然的に与えられた事柄については、ひとり好悪の感情をもって対しないのみか、さらに一歩をすすめて、これ「天命」と謹んでお受けするということが大切だと思うのです。

同時に、かくして初めてわれわれは、真に絶対的態度に立つことができると思うのです。」


そう、この辺りは、船井幸雄さんが言う

「起こることは、必要、必然、ベスト」

だったり、勝間和代さんに至っては、

起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術
著者:勝間 和代
販売元:ダイヤモンド社
発売日:2008-11-29
おすすめ度:3.5
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と、本のタイトルにもなってしまう内容ということになるのだろう。

ちなみに、他には、起こることは、何かからのメッセージ、という、例の発想を書いてある本も多数である。

こういう内容は、私は、分かることは分かるのだが、本当に「不幸」なときは、そう思いにくいという難点があるように思える。まあ、それは修業が足りないからだとなるとそれまでなのだが(^_^;)。

あとは、環境を変えるべき状況にあるときでも、環境を変える方向には行きにくいという難点もあるように思える。何せ「天命」だからである(まあ、私は運命論よりなので、環境を変える方にはあまり向かないから親和性はあるのだが)。

とまあ、批判めいたことを書いてみたが、この発想は知っておくに超したことはないだろう。

さて、それはいいとして、この回では、のぶぞうくんは、教育についても、ちょこっと書いている。

「また諸君たちにしても、よかれあしかれこの一年間を、私と共に学ぶということは、諸君という織物の中に、一筋の横糸を加えることにもなると言えましょう。(中略) 教育という織物の場合には、教える方と学ぶ方と、この双方の気持ちがピッタリと合わなければ、とうてい立派な織物はできないからであります」

こ・・・これは・・・織物に例えるとは・・・。うまい・・・。

なお、この回で面白いのは、最後に生徒からの質問で、生徒から「そうは言うものの、天命というふうには信じられません」というのが出て、のぶぞうくんは、「若くて苦労していないから、そりゃそうだ。でも、そう信じられる人と、信じられない人では、将来が、どう違ってくるかということだけは考えてみてね」という箇所があるところだ。

あ、ということは、私は、まだ若くて苦労していないということになるのだろうか(^_^;)。あ、でも、「調子が良い」ときは、そう思えるから良い・・・わけないか(^_^;)。

修身教授録―現代に甦る人間学の要諦 (致知選書)修身教授録―現代に甦る人間学の要諦 (致知選書)
著者:森 信三
販売元:致知出版社
発売日:2001-06
おすすめ度:5.0
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さて、延びに延びていた↑の一人読書会を開始してみようと思う。まあ、終わりまで行くかどうかは、かなり怪しいのだが、気が向いたときに書いていければと思っている。

今回は、「事始め」ということで、この本の概略を書いてみようと思う。

この本は、どうも致知出版社のベストセラーのようである。また、師範学校で講義した内容であることから、教育者に愛読者が多数いるらしい。また、教育界に留まらず、ビジネス界にも、その愛読者はいるみたいではある(ソフトバンクの北尾さんとか)。

さて、本の詳細であるが、著者(講演者?!)は、森信三(もり・のぶぞう(以下のぶぞうくん)で、大阪天王寺師範学校(現・大阪教育大学)で、昭和12年(1937年)と13年(1938年)に、彼が「修身」を講義したものをまとめたものである(当時、のぶぞうくんは、京都大学の大学院生でもあったらしい)。

面白いのは、当時の「修身」の教科書は既に「いかにも」っぽかったので、のぶぞうくんは、お気に召さなかったようで、教科書を使わないで、さらに事前の準備もせず、そのとき話したいと思ったことを話したようである。

そうすることによって、文部省の督学官の審査に対して退職を覚悟する必要が生じ、それを覚悟してのぞんだらしい。

また、そのことの責任の所在を明らかにすることや、生徒の再読の目的もあって、一人の生徒に講義を書写してもらうことにしたのだとか(各講義録の始めと終わりに、生徒がのぶぞうくんを描写する箇所があるのは、そのためだろう)。

まあ、概略は、そんな感じだろうか。

あとは、形式的なものとして、

第1部―修身教授録<機筺柄苅苅姐屐法第2部―修身教授録<供筺柄苅械更屐砲箸覆辰討い襦B進、前者が、1937年版、後者が1938年版の講義内容なのだろう。

なお、なして修身教授録なのかなのかといえば、自己啓発・修身の内容を幅広く捉えており、また、「深い」感じまで、良く考えられていると思ったからである(別に座右の書というわけではないところが、ちょっとアレなのだが(^_^;))。


人生二度なし

(森信三が良く言う言葉)

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著者:社団法人実践人の家
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このブログは、「世間をぶった切る!」系路線を行こうと開設されたフシがないわけでもないのだが、元々は「思想空間」にするのも目的にはあったフシもある。

そこで、更に暇人になる9月から、二回ほど読んだ

修身教授録―現代に甦る人間学の要諦 (致知選書)修身教授録―現代に甦る人間学の要諦 (致知選書)
著者:森 信三
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をテキストにして、「生きる姿勢を考える」(「生き方の美学」とでも言おうか)エントリを連載していければと考えている。

実は、実験的に、第一回みたいなものをやってはみたのだが、すぐに息切れしていまい、第二回は、無期限延期になっていた。

ちなみに、色々読んだ本の中では、さすがに致知出版社のベストセラーで、教育界のみならず実業界にもファンが多い本なだけに、内容に普遍性があるかなと思ったからである。

内容は、1講義の要約みたいなものをし、それに私の思うことを書き足すという感じになるかと思われる。まあ、ペース的には、1週間に1講義分くらいで進めて行ければなと。

え?!なんですって?!すぐに連載は終わるだろう、ですって?!

う〜ん、その可能性は確かに高いですなぁ・・・。

とにかく、「自分を鍛える」「自分を変える」「人生とは何ぞや」等々を経た方には、興味深い内容になる・・・予定・・・(って元々誰も読んでないか(^_^;))。

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大よそわが身に降りかかる事柄は、すべてこれを天の命として慎んでお受けするということが、われわれにとっては最善の人生態度と思うわけです。

修身教授録より

これは船井幸雄さんが「必要、必然、ベスト」と表現するアレと同じ趣旨だろう。

船井幸雄の「人財塾」―“デキる人”を続々生みだす絶対法則船井幸雄の「人財塾」―“デキる人”を続々生みだす絶対法則
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ただこの考え方は、「不幸」真っ直中のときは、なかなかできず「幸福」なときには、そう考えることはできるという皮肉な面がある。

「不幸」の中で、あるいは、普段の生活の中で、どれだけ感じられるかがポイントとなってくるような気がする(私は「不幸」時に試してみたが無理だった)。

ちなみに、私は偶然派で、「偶然の連なりを振り返ってみると、そこに美しさを感じる」なんて感じでとらえている。

まあ、「美しさを感じる」なんてところも、不幸のどん底でないからこそ思える事柄なのだろうけど(^_^;)。

 

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先日、「そうだ、↑ のワンテーマ・ワンフレーズ・ワン感想(?!)という感じのエントリをアップしていこうかな」と思いついてはみたが、さて、どうしたものかである。

「修身教授録」一日一言「修身教授録」一日一言
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毎週聴いている藤原直哉のインターネット放送局で、二宮尊徳が取り上げられていた。藤原さんも、「昔は古いと思っていたが、今は、学ぶべきところがあると考えている」といった趣旨のことを言っていた。私もそう思う。

藤原さん(船井幸雄さんが経済予測の「超プロ」と書いていた)も言っていたが、二宮尊徳は、お百姓さんというところが一つの特徴であるように思う。それと尊徳が読み込んだ

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のコラボは、なかなか興味深いところである(ちなみに、この本は、明日手に入る予定)。

士農工商の後ろ二つが壊滅しかかっている昨今(商だけかな?!)、前二つになんらかのヒントがあるかもしれない(ってか、士は?!)。

考えてみると、昨今の自己啓発書・ビジネス書は、最後の「商」が書いているような気がするのは私だけだろうか。

閑話休題。

というわけで、早速、

日本思想大系〈52〉二宮尊徳・大原幽学 (1973年)
販売元:岩波書店
発売日:1973
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をネットの古本屋で発注してみた。

修身教授録―現代に甦る人間学の要諦 (致知選書)修身教授録―現代に甦る人間学の要諦 (致知選書)
著者:森 信三
販売元:致知出版社
発売日:2001-06
おすすめ度:5.0
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のノブゾウくんが、尊徳の「報徳記」「夜話」を「小さい頃に読ませる本は、これで事足れり」みたいな感じで強く勧めていたので、そうしたしだいである。しかしながら、この2つが、収められているかどうかは、定かでないので、はずれた場合は、また他の本をあたってみよう。

日本の名著〈26〉二宮尊徳 (1970年)
販売元:中央公論社
発売日:1970
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↑ なんか入ってそうだなぁ。でも、古本屋にあるかどうか・・・。

<参考>

報徳記 (岩波文庫)
著者:富田 高慶
販売元:岩波書店
発売日:1933-07
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現代語抄訳 二宮翁夜話―人生を豊かにする智恵の言葉現代語抄訳 二宮翁夜話―人生を豊かにする智恵の言葉
著者:二宮 尊徳
販売元:PHP研究所
発売日:2005-01
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