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タグ:基礎心理学

みなさん、こんにちは、続・某講習会を担当する無名の公認心理師、橋口誠志郎と申します。

予備校の講師でも、大学の教員でも、何か参考書を書いているわけでもありませんので、かなり怪しい人物ということになります(笑)。

では、何をやっているのかと言いますと、現在、公立学校でスクールカウンセラーとして勤務しております。

かれこれ13年めになるでしょうか。

あと、東京大学の大学院の博士課程にも在籍しています。

資格としては、公認心理師の他には臨床心理士も所持しています。

この講習会では、某講習会で取り上げられることがなかった基礎心理学をお話して行こうと思います。

テキストは、みなさんも購入されているであろう





を使用します。

お話するところは、「 基礎心理学」になります。

今回、基礎心理学をお話ししようと思ったのは、個人的に書いているブログがあるのですが、そこで公認心理師系の記事を書いていたところ、それで勉強される方が時々いらっしゃいました。

で、その中で、特に他職種から公認心理師を受験される方がいらっしゃいまして、そういった方から基礎心理学がよくわからないというご意見をいただいておりました。

基礎心理学に関しては、私自身、ブログで書く時間がなかったため、記事をアップできていませんでした。

しかし、他職種から参戦する場合、確かに基礎心理学は解りづらいだろうなと思ったこと、Gルートは受験回数が制限されていること、等を考え、これを機に私自身の復習にもなるかなと、基礎心理学の記事をアップしていこうと思ったしだいです。

私自身、大学の学部は、英文科であり、基礎心理学に関しては全くもって独学で学んで参りました。

基礎心理学に対しては「何だこれ?!こんなの意味ねーじゃねーかよ!」と思っていたくちです。

それでも、桜美林大学大学院、筑波大学大学院、東京大学大学院の受験の際、また、臨床心理士試験、公認心理師試験の受験の際と、計5回は基礎心理学を勉強してきたことになります。

そこで培った(?!)専門外からの基礎心理学攻略みたいなものを話できればと考えています。

内容は、できるだけ「出る」ものに絞りお伝えしたいと思います。

得点率にして70%を取ることを目指す感じでしょうか。

なので「これ取り上げてねーじゃねーかよ!」というところももちろんあることになります。

それは、橋口が「ここまでは要らないな、出ても差がつかないところだろう」と判断したことになります。

基礎心理学は、どうも230点中35点くらいと配点はそこまで大きくないので、あまりやりがいはないところですが、まあ、気休めと思って読み流していただければと思います。

テキストの230ページを開いてください。

では始めましょう。

あ、そうそう、こういった記事の補填という意味でYou Tubeにも動画をアップしていきます

「公認心理師試験対策」とすると、You Tubeの検索にひっかかってしまい、「ひっそり感」が出ないので、あえてそういったタイトルは付けない予定です(笑)。

--------------------------9月14日(土)に続く---------------------------

【H23 問15】
尺度の水準に関する次の記述の中から,誤っているものを一つ選びなさい。

a. 名義尺度では,数字は名目的に使われる。名義尺度上の測定値は,平均値を求めても意味がない。

b. 順序尺度では,数字は測定する性質の順序を表す。順序尺度上の測定値は,中央値を用いることができる。

c. 名義尺度と順序尺度で表されるデータに対して用いられる統計検定法は,ノンパラメトリックなものに限られる。

d. 間隔尺度は,数字の等間隔性が保証された尺度である。間隔尺度上の測定値は,平均値を求めても意味がない。

e. 比(比率)尺度では,比率を求めたり乗除の演算をすることができる。また比(比率)尺度上の測定値は,平均値を用いることができる。

【H11 問題14】
統計的検定に関する次の記述のうち,適切なものに◯,適切でないものに✕をつけた場合,下のa〜eの組み合わせの中から正しいものを一つ選びなさい。

A.「変数Xと変数Yの平均値に有意差がある」ということは,帰無仮説が棄却されることを意味している。

B.「変数Xと変数Yの間の相関は有意である」ということは,両変数間に因果関係があることを意味している。

C. 有意水準を5%とした場合に「有意である」と結論することは,その結論が95%以上の確率で意味を持つことを示している。

D. 正規分布においては,約3分の2の標本は平均から士1標準偏差の範囲にある。

【H23 問題38】
心理テストの妥当性に関する次の記述のうち,正しいものに◯、誤っているものに✕をつけた場合,下のa〜eの組み合わせの中から,正しいものを一つ選びなさい。

a. 妥当性とは,測定しているものをどの程度一貫して測定しているかという,テストの精度を表す概念である。

b. 妥当性は,折半法や再検査法で推定される。

c. 信頼性の高い心理テストは,妥当性も高い。

d. 妥当性には,大別して内容的妥当性,基準関連妥当性,構成概念妥当性の3つがある。

【未完成】基礎心理学(4)方法論(研究デザイン)等に関する12問(註:問題6の途中までしか書いていない:追記は謎)

【1】【第1回公認心理師国家試験 問136】
新しい英語学習法の効果を検証するために実験計画を立てた。新しい学習法を実験群、従来型学習法を統制群とし、実験の参加申込順に最初の25人を実験群に、次の25人を統制群に割り当てることにした。各群にそれぞれの学習法を体験させ、4週間後にテストを実施することにしたが、この実験計画には問題点があった。改善方法として、最も適切なものを1つ選べ。

参加者全体の人数を100人にする。
25人ずつ無作為に実験群と統制群に割り当てる。
学習法を実施する前にも、同様の英語のテストを実施する。
参加者全員に従来型学習法と新しい学習法の双方を実施する。
先に申込みがあった25人を統制群に、次の25人を実験群に割り当てる。

【2】【第1回公認心理師国家試験 問82】
心理物理学の実験において、反応バイアスを含まない測定を目指す方法として、最も適切なものを1つ選べ。

極限法
調整法
一対比較法
二肢強制選択法
マグニチュード推定法

【3】【第1回公認心理師国家試験 問150】
Muller-Lyer錯視の図形に関して、矢羽根(斜線)の角度が錯視量にどのように影響を与えるのかを調べるために実験を行うことになった。矢羽根が内側に向いた内向図形を標準刺激、矢羽根が外側を向いた外向図形を比較刺激とし、この2つの刺激を接するように横に並べて呈示する。標準刺激の主線(水平線分)の長さは90mm、比較刺激の主線の長さは可変、標準刺激も比較刺激も矢羽根の長さは30mm、矢羽根の角度は15、30、45、60とした。実験参加者は標準刺激の主線の長さと主観的に同じ長さになるように、比較刺激の主線の長さを調整する。この実験を行う方法として、正しいものを1つ選べ。

標準刺激の位置を左に固定する。
矢羽根の角度が異なる刺激をランダムに呈示する。
主線の太さを矢羽根の角度によってランダムに変化させる。
図形の背景の色を矢羽根の角度によってランダムに変化させる。

【4】【第1回公認心理師国家試験 問81】
研究の目的を偽って実験を行い、実験の終了後に本来の目的を説明することによって、実験の参加者に生じた疑念やストレスを取り除く研究倫理上の行為として、正しいものを1つ選べ。

個人情報保護
ディセプション
フィードバック
デブリーフイング
インフォームド・コンセント

【5】【第1回公認心理師国家試験 問7】
条件づけについて、正しいものを1つ選べ。

貨幣やポイントを強化子とした条件づけを二次条件づけと呼ぶ。
古典的条件づけは、条件刺激と無条件反応の連合によって成立する。
オペラント条件づけによる行動変容以前の行動頻度をオペラント水準と呼ぶ。
連続強化による条件づけは、間欠強化による条件づけよりも消去抵抗が強い。
古典的条件づけにおいては、逆行条件づけは順行条件づけよりも条件反応の獲得が良好である。

【6】【第1回公認心理師国家試験 問6】
記憶の実験によって示される系列位置効果について、正しいものを1つ選べ。

初頭効果は、学習直後に遅延を置くと消失する。
系列再生法を用いた記憶の実験によって示されるものである。
新近効果は、長期記憶に転送された情報の量を反映したものである。
学習段階で単語の呈示時間を長くすると、リスト中間部の再生率は低下する。
系列位置ごとの再生率を折れ線グラフとして表した系列位置曲線は、U字型になる。

【7】【第1回公認心理師国家試験 問43】
乳児期の発達に関する心理学的研究手法について、正しいものを1つ選べ。

馴化一脱馴化法は、異なる刺激を次々と呈示し、乳児の関心の変化を確かめる。
スティルフェイス実験は、他者との相互作用において、乳児がどれだけ無表情になるかを見る。
選好注視法は、乳児に2つの視覚刺激を交互に続けて呈示し、どちらに対して長く注視するかを見る。
期待違反法は、乳児が知っていることとは異なる事象を呈示して、乳児がどれだけ興味や驚きを示し、長く注視するかを見る。

【8】【第1回公認心理師国家試験 問90】
ストレンジ・シチュエーション法によるアタッチメントのタイプ分類(A:回避型、B:安定型、C:抵抗/アンビバレント型、D:無秩序・無方向型)について、最も適切なものを1つ選べ。

Aタイプの養育者は、子どもに対して虐待など不適切な関わりをしていることが多い。
AタイプとCタイプの子どもは、再会場面で感情が元どおりに回復せずに、怒りの感情を表すことがある。
BタイプとCタイプの子どもは、分離場面で強く泣くなどの苦痛を表出する。
Cタイプの養育者は、子どもに対して拒絶的にふるまうことが多い。
Dタイプの養育者は、子どものシグナルに養育者自身の都合で応答するなど一貫性を欠く傾向がある。

【9】【臨床心理士資格試験 H7 問7】
発達心理学の研究法に関する次の記述のうち,適切でないものを一つ選びなさい。

A. 横断的研究における各年齢群は異なるコホートを代表している。
B. 縦断的研究法における年齢群は単一のコホートを代表している。
C. 横断的研究法から得られたデータは,年齢要因とコホート要因とが交絡している。
D. 縦断的研究から発見されたものは,発達傾向を示すのに一般性を欠く危険性がある。
E. 横断的研究と縦断的研究の両方の特徴を生かすデザインは不可能である。


【10】【第1回公認心理師国家試験 問116】
エビデンスベイスト・アプローチについて、正しいものを1つ選べ。

事例研究はエビデンスとして採用しない。
介入効果のエビデンスは査定法の開発には用いない。
対照試験は一事例実験よりも結果にバイアスがかかる。
メタ分析では同じ研究課題について複数の研究結果を統合して解析する。

【11】【第1回公認心理師国家試験 問83】
観察法において、観察対象者に起こりそうな行動の一覧表を用意し、観察結果を記録する方法として、正しいものを1つ選べ。

日誌法
行動描写法
行動目録法
場面見本法
トランスクリプト

【12】【第1回臨床心理士資格試験 H17 問9】
心理学的研究法に関する次の記述のうち,適切でないものを一つ選びなさい。

A. 自然的観察法は,行動そのものを対象とするので,乳幼児や障害児,動物などを対象とすることができるが,観察対象となる行動が生起するのを待たなければならないことや観察の視点や解釈が主観的になりやすい短所がある。

B. 質問紙調査法は,個人の内面を幅広く捉えるのに有効であり,一度に多くの要因を考慮したデータを集めることができると同時に,得られたデータの客観的処理ができる長所がある。

C. 実験的観察法は,観察の視点や解釈が客観的に行われ,因果関係について信頼できる推測が可能であり,変数を操作することは容易である。

D. 面接法は,こころの内面を理解し,相手の回答に応じてより深い質問ができる反面,客観的に統制することが難しく,一度に大量のデータを得ることができない。

E. 観察法で問題とされる信頼性のために,複数の評定者(観察者)が独立に同じ対象に対するカテゴリー分類を行う方法が用いられ,さらにサンプルの数(サンプルサイズ)を多く確保することでより安定した結果が得られる。

公認心理師試験対策用の参考書は何が良いのか―自身の勉強法が確立していない人の参考までに―

カテゴリ:
*記事の内容が古くなったので、動画でアップデートしました。



ある方からメッセージ欄を通じてタイトルのような質問があった。

結論を先に言うと,

1.公認心理師試験の過去問

2.臨床心理士試験の過去問


3.ブループリントで1と2で見かけなかった用語を確認する

「だけ」をやるのが良いように思える。

1は,これからどこかの出版社が解説付きで出してくるだろう(私も本試154問の解説はここで行う予定であるが,そこでどのように「過去問」をやっていくのかの私のやり方を「披露」できればと思っている)。

2は,既に

が4巻出ている。

1が北海道の追試を含めて約300問,2が解説が付いている過去問だけで約480問あるので,約800問の演習ができることになる。

公認心理師試験で話題となった事例問題も,この臨床心理士試験の事例問題で十分対応できるだろう。

過去問だけやって知らない用語とかが出たらどうするんだ!」という話であるが,それは「合否に関係しない」ということで無視しても大丈夫だと思われる(後ほど述べる「ほぼ不可能問題」である)。

「過去問だけ」とはいえ,そこに「解らないところを調べる作業」&「気になった項目を読んでみるという作業」も入ってくるので,そこで色々と「過去問にない」ものを拾えるという具合である(*ここで初めて「参考書」の出番となる)。

そもそも合格は得点率60%に設定するとなっている。

ということは,60%取らせないと「いけない」わけだ。

たとえば大学の先生だと以下のような感じになる。

つまり,出題者1名が5問出すとすると,3問は余裕で答えられる問題を出してくることになるだろう。

要はその3問を確実に押さえれば合格するというわけである。

まあ,逆に2問はほぼ回答できない問題を出す必要があるということでもある。

そうしないと,得点率を60%に出来ないからだ(笑)。

5問の例を出したが,個人的には,出題者1名に割り当てられているのは,

・知識問題2問

・事例問題1問


だとみている。

つまり,出題者は,2問は余裕で答えられる問題を出し,残り1問はほとんど答えられないような問題を出してくるはずである(上述したように,そうしないと得点率60%に出来ないからである)。

ちなみにより正確には

1問 余裕問題

1問 微妙問題(←出題者の腕の見せどころな問題)

1問 ほぼ不可能問題


だとは思うが,微妙問題も過去問で鍛えていれば余裕問題になっているはずである。

あ,問題の分析はさておき,とにかく公認心理師の「過去問」が出来たことで,臨床心理士の「過去問」をやって良いという判断が確実となった。

とにかく1と2「だけ」を集中してやることをおすすめしたい

追記
過去問のやり方は「とにかく繰り返す」ことに尽きるだろう。

臨床心理士試験で落ちた人のコンサル(?!)を何人かしたことがあるが,「過去問やりました」にもグラデーションがあり,1回やっただけだと,それはやったことにならず,せめて5回はやって欲しいとところである。

800問を5回やるつもりで試験日から逆算すれば準備もしやすいだろう。

5回と言っても,3回目くらいからは「スラスラ」と解けるので,そんなに時間はかからないはずである。

なお,私は大学受験生のときに4浪したが,私の4浪の最大の要因は,この「とにかく繰り返す」をしなかったことである。

次々と有名な参考書に手を出しては,最初の2ページぐらいしかやらなかったのだ。

これを反省し,何か1冊を中心に据え,それを繰り返すだけで,バリバリ受かるようになってしまった(臨床心理士も公認心理師も「現役」で受かっている)。

アホみたいに単純な話だったのだ(笑)。


さらに追記
具体的な参考書であるが,これは「好み」が存在しているので,各自書店で立ち読みしてお好きなものをという感じだろうか。

あえて私個人のおすすめを公認心理師現任者講習会テキストに沿って挙げるとすれば以下のものになるだろう(これもあくまで私の「好み」にすぎない)。

1.公認心理師の職責

公認心理師試験 これ1冊で!最後の肢別ドリル 2018年 08 月号 [雑誌]: ハイローヤー 増刊
辰巳法律研究所
2018-06-29





・当ブログの「公認心理師の職責」記事

*当初の予想に反してほとんど出題されなかった分野。

2.関係行政論

公認心理師現任者講習会テキスト[2019年版]
金剛出版
2018-12-20






・当ブログの「関係行政論」記事

*ネットで調べた方が早い分野。

3.精神医学を含む医学

精神診療プラチナマニュアル
松崎朝樹
メディカルサイエンスインターナショナル
2018-03-29

精神疾患・メンタルヘルスガイドブック: DSM-5から生活指針まで
American Psychiatric Association
医学書院
2016-09-01





・当ブログの「精神医学を含む医学」(わかりにくいところだけ抜粋)記事

*3冊から「好み」で選択すると良い。

4.心理的アセスメントと支援

公認心理師現任者講習会テキスト[2019年版]
金剛出版
2018-12-20






・当ブログの「心理的アセスメントと支援」(わかりにくいところだけ抜粋)記事

*上ので「心理検査」と「心理療法」は,ほぼオーケーだが,統合的心理療法などは下のしか載っていない(が,上の本も次の版で載るのではないか)

*ロールシャッハは本試験,追試験ともに出なかったようである。

5.基礎心理学

'18-'19年版 臨床心理士試験徹底対策テキスト&予想問題集
心理学専門校ファイブアカデミー
ナツメ社
2018-01-15





心理学 第5版
東京大学出版会
2015-07-27

・当ブログの「基礎心理学」(わかりにくいところだけ抜粋)記事

*「基礎心理学」が苦手な場合は,上の本の該当箇所真ん中の本の最初の80ページくらいだけ読んでのぞむ手もある(笑)。ただ,過去問やるだけで十分だとは思うのだが。

*統計学の問題もほとんど影響がないレベル(統計全問で事例問題1問分くらいの配点しかない)なので,苦手なら「捨て」ても問題ないだろう(笑)。

【比較的お手頃価格の事典】

以上,いろいろ挙げたが,これらはあくまでも参考書であり,

1.過去問のわからないところを調べる。

2.過去問で苦手だった分野を集中的に読む。


のに使うのが良いだろう。

↓↓↓「偉そうに御高説をたれているお前は受かったのか!!!」についての動画


臨床心理士資格試験を通過した人でも馴染みが薄い(であろう)分野を中心にまとめた公認心理師試験対策記事の使い方

時間の関係上,全てをまとめることはできないが,馴染みが薄そうなところを中心にまとめてみた(継続中)。
study_night_boy
機ジ認心理師の職責

これは, 公認心理師法と それから派生する諸々について17記事でまとめた。

供ゴ愀弦埓論

これは臨床心理士資格試験の過去問と,そこに出てこなかったものをテキストそしてブループリントから40記事でまとめた。

掘ダ鎖整絣悗魎泙牋絣

これは, ICF, 難病,そして 薬物療法をまとめた。オマケでぅ屮襦璽廛螢鵐箸痢21】の用語を全て取り上げてみた(難病と少し被ってしまったが)。

検タ翰的アセスメントと支援

主に各心理検査をまとめ,最後に予防をまとめた。ただし各心理検査に関しては公認心理師試験に出るかどうかは不明である。

后ゴ霑耽翰学

これは, 脳と神経系のところ,そして 言語, 感情のところをまとめた。

記事にはタグを付けているので,興味のある方(いるのか?!)はタグをご活用ください。


*臨床心理士資格試験の過去問にない場合は,「オリジナル」問題を掲載しているが,それらは全て『公認心理師現任者講習会テキスト』(金剛出版』の文章を改変したもので,本当の意味で「オリジナル」ではない(ただ,私はその方が試験対策には良いと考えている)。

基礎心理学(3)【ブループリント】(8. 学習及び言語,(2)言語の習得における機序)

1.[ ]:組み合わせ方から生じる意味を扱う。

2.[ ]:語を組み合わせる文法を扱う。

3.[ ]:言語を使う人やその状況を対象にして言葉の働きを扱う。

4.[ ]:認知能力から表現や文法をとらえる。

5.[ ]:話者の社会的な属性や関係性に注目する。

『公認心理師必携テキスト』より

6.[ ]:自己や過去,世界や空想などについて,筋道を立てて語る能力

7.[ ]:言語コミュニケーションの一つで,たとえば学校の授業のなかでのやりとりは教室[ ]とよばれる。一対一の対話と異なり,話者も話題もより幅広く複雑な関係性が生じやすい。

『公認心理師国試必須センテンス』(学研プラス)より

 有限の規則から無限に文を生成し理解する言語能力を説明する[ 8 ]の理論を唱えた言語学者のチョムスキー Chomsk, N.は,人類がもつ言語は多様であるものの,その核となるような[ 9 ]が生得的に存在し,周囲からの言語入力からスムーズに法則性を整理できる[ 10 ](LAD: language acquisition device) があると考えた(p. 169)。

『公認心理師必携テキスト』(学研プラス)より

 教育心理学者のブルーナー Bruner, J. は大人が子どもと行う言語コミュニケーションは大人どうしのそれとは質的に異なり,言語獲得を容易にする特徴があるとして,このかかわり方を[ 11 ] (IASS: language acquisition support system) としてとらえた(p. 169)。

『公認心理師必携テキスト』(学研プラス)より

 親を含めた他者とのコミュニケーションは,初語より早く出現する.言語獲得においては,自己,相手,モノをつなぐ三項関係が重要である.生後9か月ごろから,自身が興味をもったモノや,親が興味を向けさせたいモノについて,親と子とのあいだで,指さしや視線で関心を共有しようとする[ 12 ]が成立するようになる.ここで親が対象のモノの名前を対呈示することが多いため,言語音と意味との対応があることを学習する機会となるのである(pp. 168-9)。

『公認心理師必携テキスト』(学研プラス)より

 言葉とモノとの対応は,合理的な[ 13 ]をおくことで自然かつ効率的に学習されることがわかっている.既有知識にないモノに関して,部分ではなく全体を指していると考える (事物全体制約),あるモノの名前は別のモノとはかぶらない (相互排他性制約),いまそこにあるモノだけではなく同様のカテゴリーを指している (カテゴリ制約) といったものである.

『公認心理師必携テキスト』(学研プラス)より

 新生児は泣き声しか出せないが,一般には1歳前後から意味のある発語が出るようになる (初語).これに先立って機嫌のよいときに 「あっあっ」「うー」など同じ母音を続ける[ 14 ]から始まって,次第に子音が加わり,複数種の音節を組み合わせていくような[ 15 ]が発達をみせる.自分の発声器官の調整を学習していく過程だと考えられている(p. 168).

『公認心理師必携テキスト』(学研プラス)より

 幼児の発話は,「だっこ」「ワンワン」といった1語のみを用いる[ 16 ]から,「おかしたべる」「ママいない」と2語を並べる[ 17 ]を経て,目的語や助詞を組み合わせていく[ 18 ]へと発達が進み,文法能力が現れていく(p. 169).

『公認心理師必携テキスト』(学研プラス)より

 脳卒中などで言語機能をつかさどる言語野を損傷すると,いったん獲得された言語能力を失う失語症が生じる.前頭葉にある運動性言語中枢を損傷すると,聞いて理解でき口も動くが,話すことができない[ 19 ]になる.また,側頭葉にある感覚性言語中枢を損傷すると,聴力は正常で話しもするが聞いて理解することが伴わない[ 20 ]になる(pp. 170-1).

『公認心理師必携テキスト』(学研プラス)より

 言葉に関する問題のなかには,永続的で解消が困難な障害もある.発達性[ 21 ]は,言語獲得自体は問題がなく,不自由なく会話ができるが,書記言語の獲得や運用に困難を示す.学習障害の一種とされ,ニーズに応じて特別支援教育の対象となる(p. 170).

『公認心理師必携テキスト』(学研プラス)より

基礎心理学(2)(感情に関するところ)

(1)感情に関する理論

 感情の理論に関しては,古典的なものとしては,感情の進化的起源を仮定するダーウィンの[ A ],様々な身体的反応が脳にフィードバックされて主観的情感が生み出されるとする[ B ],大脳皮質が主観的情感を生み出す本体であるとする[ C ],種々の感情が快一不快と生理的覚醒の2次元の組合せによって規定されるとする[ D ],感情が遭遇事象に対する認知的解釈と生理的覚醒の組合せによって生起すると仮定する[ E ]などがある(p. 249)。

『公認心理師現任者講習会テキスト』(金剛出版)より 

 また,現在主流の理論としては,ダーウィンの表情論を発展させ,各種情動をそれぞれ特異な進化的適応反応とする[ F ],事象に対する多次元的評価 (appraisal) が各種情動の特異性を生み出すとする[ G ],次元論を発展させ,主観的情感がその時々のコアアフェクトに個々人の認知的解釈が持ち込まれて成立すると仮定する[ H ],主観的情感が文化特異な感情概念や感情語などに規定されてある,あるいは各種感情が文化固有の社会化の産物であるとする[ I ]などがある(pp. 249-50)。

『公認心理師現任者講習会テキスト』(金剛出版)より

(2)感情喚起の秩序

 感情喚起に関しては,事象との遭遇及びそれに対する認知的評価から,特異な主観的情感,生理的変化,顔の表情や発声などの表出あるいは独特の行為傾向の発動を経て,具体的行為の現出及びそれに対する制御に至る一連のプロセスが仮定されている。また,それを支える脳神経学的基盤を問う研究も盛んに行われており,扁桃体,視床下部,島,前頭前腹内側部などを中心に様々な機序の仮定がある。そして,そこでは特に大雑把だがきわめて迅速に生じる[ J ]回路と,高次認知処理が介在しより複雑な情動の生起に通じる[ K ]回路という2種の経路が注目されているようである(p. 250)。

『公認心理師現任者講習会テキスト』(金剛出版)より

4)感情

 喜怒哀楽のような様々な情動の認知に関与するのは,扁桃体,海馬,帯状回等からなる[ L ]系であり,特に,[ M ]は強い情動を伴う記憶の固定にも関与している。[ M ]は前頭前野をはじめ大脳皮質と密に連絡して,その制御を受けるとともに,視床下部や橋延髄の[ N ]系の中枢にもニューロン線維を送り,情動に伴う身体の反応を引き起こす(p. 258)。

『公認心理師現任者講習会テキスト』(金剛出版)より

3.感情と社会性の発達

 感情の起源と発達に関しては,いかなる理論的立場に依拠するかによって多少見解の相違があるが,子どもは出生時点で少なくとも[ O ],[ P ],[ Q ]という感情を有しているようである。その後,認知機能が発達し,種々の経験が蓄積される中で,[ R ]頃までに喜び,悲しみ,怒り,恐れ,嫌悪,驚きといった基本感情を見せるようになり,また,[ S ]前後くらいに,自分が他者から見られているという気づきも含め自分自身に意識が向くようになると,照れ,羨望,共感などの自己意識的感情を現すようになると言われている。さらに,[ T ]を超えて,社会的ルールや基準がわかり始めると,それに従って自己の行為を評価できるようになり,失敗には恥や罪悪感,一方,成功には誇りなどの自己評価的感情を経験・表出できるようになるとされている。このように,感情のレパートリーは生後[ U ]の間に大人のそれにかなり近しいところまで発達する・・・(p. 268)

『公認心理師現任者講習会テキスト』(金剛出版)より

基礎心理学(1)( 脳・神経)【Ver.2.0】

【平成28年 臨床心理士資格試験 問題8】『臨床心理士資格試験問題集4』(誠信書房)より
 脳の構造と機能に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,下のa〜eの組み合わせの中から,正しいものを一つ選びなさい。

A.大脳皮質における後頭葉は,おもに判断や計画立案,意思決定といった機能を担う。

B.非侵襲的脳機能計測において, fMRI (機能的磁気共鳴画像)は脳における血流変化を測定している。

C.辺縁系において,扁桃体は情動の処理に関する機能を担う。

D.なめらかに話せるが,言い間違いが多い失語症をブローカ失語と呼ぶ。


【平成21年度 臨床心理士資格試験 問題50】『臨床心理士資格試験問題集2』(誠信書房)より
 次の文章の空欄 [A B C D] に該当する語句として,下のa〜eの組み合わせの中から正しいものを一つ選びなさい。

実行機能 (ExecutiveFunctioning) とは,[ A ]と関連する心理過程であり,目標のために適切な問題解決を行う精神的な構えを維持する能力とされる。実行機能を測定する神経心理学的検査のうち,[ B ]はプランニング能力を測定することができる。また[ C ]は,構えや反応パターンを新たな様式へ切り替える「セットの転換」の評価に優れている。そして[ D ]は,抑制障害を評価する代表的検査である。


【平成26年度 臨床心理士資格試験 問題7】『臨床心理士資格試験問題集4』(誠信書房)より
a. Benton,A.L.が開発した聴覚記銘検査は高次脳機能検査の一つであり,聴覚認知,聴覚記銘,聴覚構成能力を評価する。


【平成19年 臨床心理士資格試験 問題30】『臨床心理士資格試験問題集2』(誠信書房)より
 認知症に関する次の記述のうち,正しいものの組み合わせを下のa〜eの中から一つ選びなさい。

A. 初老期に発症する認知症として知られるビック病の初発症状は,自制力低下,感情鈍麻などの人格変化であることが多い。

B. 晩発性のアルツハイマー病は,早発性のものに比べ,早期から失語失行,失認などの巣症状が認められる。

C. レビー小体型認知症には,しばしば幻視を伴う精神病症状が認められる。

D. クロイツフェルト・ヤコブ病は,早期発見により治療可能な認知症である。


【平成27年 臨床心理士資格試験 問題10】『臨床心理士資格試験問題集4』(誠信書房)より
 ニューロンにおいて軸索を伝わってきた[ A ]が神経終末に到達すると,神経終末内にある[ B ]がシナプス前膜に融合し,[ C ]がシナプス間隙に放出され,シナプス後膜上の[ D ]に結合する。


【平成27年 臨床心理士資格試験 問題19】『臨床心理士資格試験問題集4』(誠信書房より)
 正常な脳波に関する次の記述のうち,正しいものに○,誤っているものに×をつけた場合,下のa〜eの組み合わせの中から,一つ選びなさい。

A. 脳波の記録は,安静時に開眼している状態で行う。

B. 閉眼によりα波は減衰する。

C. 深睡眠期には,高振幅δ波が認められる。

D. REM睡眠時には,比較的低振幅のβ波だけになる。


【平成6年 臨床心理士資格試験 問題4】『臨床心理士資格試験問題集1』(誠信書房)より
 てんかんに関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

A. てんかん患者の性格特徴としては,粘着性と爆発性がある。このような性格をてんかん性格と呼ぶが,てんかん性格を示さないてんかん患者もみられる。

B. てんかんの診断のためには,脳波検査が極めて重要である。脳波にてんかん性異常が認められる場合,てんかん発作がなくても,広義にはてんかんとされる。

C. てんかん発作が遷延または頻回に反復して発作前の状態に回復できない状態を,てんかん発作重積という。原因としては,睡眠不足などの不規則な生活や過労によることが多い。

D. てんかんの治療で最も大切なことは服薬の継続である。服薬で病気そのものが治癒することは少ないが,現在では抗てんかん薬によって,多くのてんかんの発作を抑制できる。
 

【平成22年 臨床心理士資格試験 問題10】『臨床心理士資格試験問題集2』(誠信書房)より
 ストレスに関する次の記述の中から,正しいものを一つ選びなさい。

A. 代理トラウマとは,「感情的にギリギリの状況下で長期間従事することによって起こる,身体的,感情的,精神的疲労」をいう。

B. 汎適応症候群とは,「人間の身体に何らかのストレスが加わったとしても,身体内部で正常な状態を保持しようという働き」をいう。

C. バーンアウトとは,「クライエントのトラウマ素材に共感的にかかわった結果,かかわった者の内的体験が変容すること」をいう。

D. タイプA行動パターンとは,「できるだけ短時間により多くを達成しようとする慢性的で絶え間ないもがき」をいう。

E. ホメオスタシスとは,「ストレッサーによってもたらされる身体のあらゆる非特異的反応のことで,警告反応,抵抗期,疲億期の3つの段階を含む」をいう。

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