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臨床心理士資格試験を通過した人でも馴染みが薄い(であろう)分野を中心にまとめた公認心理師試験対策記事の使い方

時間の関係上,全てをまとめることはできないが,馴染みが薄そうなところを中心にまとめてみた(継続中)。
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機ジ認心理師の職責

これは, 公認心理師法と それから派生する諸々について17記事でまとめた。

供ゴ愀弦埓論

これは臨床心理士資格試験の過去問と,そこに出てこなかったものをテキストそしてブループリントから40記事でまとめた。

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これは, ICF, 難病,そして 薬物療法をまとめた。オマケでぅ屮襦璽廛螢鵐箸痢21】の用語を全て取り上げてみた(難病と少し被ってしまったが)。

検タ翰的アセスメントと支援

主に各心理検査をまとめ,最後に予防をまとめた。ただし各心理検査に関しては公認心理師試験に出るかどうかは不明である。

后ゴ霑耽翰学

これは, 脳と神経系のところ,そして 言語, 感情のところをまとめた。

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*臨床心理士資格試験の過去問にない場合は,「オリジナル」問題を掲載しているが,それらは全て『公認心理師現任者講習会テキスト』(金剛出版』の文章を改変したもので,本当の意味で「オリジナル」ではない(ただ,私はその方が試験対策には良いと考えている)。

基礎心理学(3)【ブループリント】(8. 学習及び言語,(2)言語の習得における機序)

1.[ ]:組み合わせ方から生じる意味を扱う。

2.[ ]:語を組み合わせる文法を扱う。

3.[ ]:言語を使う人やその状況を対象にして言葉の働きを扱う。

4.[ ]:認知能力から表現や文法をとらえる。

5.[ ]:話者の社会的な属性や関係性に注目する。

『公認心理師必携テキスト』より

6.[ ]:自己や過去,世界や空想などについて,筋道を立てて語る能力

7.[ ]:言語コミュニケーションの一つで,たとえば学校の授業のなかでのやりとりは教室[ ]とよばれる。一対一の対話と異なり,話者も話題もより幅広く複雑な関係性が生じやすい。

『公認心理師国試必須センテンス』(学研プラス)より

 有限の規則から無限に文を生成し理解する言語能力を説明する[ 8 ]の理論を唱えた言語学者のチョムスキー Chomsk, N.は,人類がもつ言語は多様であるものの,その核となるような[ 9 ]が生得的に存在し,周囲からの言語入力からスムーズに法則性を整理できる[ 10 ](LAD: language acquisition device) があると考えた(p. 169)。

『公認心理師必携テキスト』(学研プラス)より

 教育心理学者のブルーナー Brunel, J. は大人が子どもと行う言語コミュニケーションは大人どうしのそれとは質的に異なり,言語獲得を容易にする特徴があるとして,このかかわり方を[ 11 ] (IASS: language acquisition support system) としてとらえた(p. 169)。

『公認心理師必携テキスト』(学研プラス)より

 親を含めた他者とのコミュニケーションは,初語より早く出現する.言語獲得においては,自己,相手,モノをつなぐ三項関係が重要である.生後9か月ごろから,自身が興味をもったモノや,親が興味を向けさせたいモノについて,親と子とのあいだで,指さしや視線で関心を共有しようとする[ 12 ]が成立するようになる.ここで親が対象のモノの名前を対呈示することが多いため,言語音と意味との対応があることを学習する機会となるのである(pp. 168-9)。

『公認心理師必携テキスト』(学研プラス)より

 言葉とモノとの対応は,合理的な[ 13 ]をおくことで自然かつ効率的に学習されることがわかっている.既有知識にないモノに関して,部分ではなく全体を指していると考える (事物全体制約),あるモノの名前は別のモノとはかぶらない (相互排他性制約),いまそこにあるモノだけではなく同様のカテゴリーを指している (カテゴリ制約) といったものである.

『公認心理師必携テキスト』(学研プラス)より

 新生児は泣き声しか出せないが,一般には1歳前後から意味のある発語が出るようになる (初語).これに先立って機嫌のよいときに 「あっあっ」「うー」など同じ母音を続ける[ 14 ]から始まって,次第に子音が加わり,複数種の音節を組み合わせていくような[ 15 ]が発達をみせる.自分の発声器官の調整を学習していく過程だと考えられている(p. 168).

『公認心理師必携テキスト』(学研プラス)より

 幼児の発話は,「だっこ」「ワンワン」といった1語のみを用いる[ 16 ]から,「おかしたべる」「ママいない」と2語を並べる[ 17 ]を経て,目的語や助詞を組み合わせていく[ 18 ]へと発達が進み,文法能力が現れていく(p. 169).

『公認心理師必携テキスト』(学研プラス)より

 脳卒中などで言語機能をつかさどる言語野を損傷すると,いったん獲得された言語能力を失う失語症が生じる.前頭葉にある運動性言語中枢を損傷すると,聞いて理解でき口も動くが,話すことができない[ 19 ]になる.また,側頭葉にある感覚性言語中枢を損傷すると,聴力は正常で話しもするが聞いて理解することが伴わない[ 20 ]になる(pp. 170-1).

『公認心理師必携テキスト』(学研プラス)より

 言葉に関する問題のなかには,永続的で解消が困難な障害もある.発達性[ 21 ]は,言語獲得自体は問題がなく,不自由なく会話ができるが,書記言語の獲得や運用に困難を示す.学習障害の一種とされ,ニーズに応じて特別支援教育の対象となる(p/ 170).

『公認心理師必携テキスト』(学研プラス)より

(1)感情に関する理論

 感情の理論に関しては,古典的なものとしては,感情の進化的起源を仮定するダーウィンの[ A ],様々な身体的反応が脳にフィードバックされて主観的情感が生み出されるとする[ B ],大脳皮質が主観的情感を生み出す本体であるとする[ C ],種々の感情が快一不快と生理的覚醒の2次元の組合せによって規定されるとする[ D ],感情が遭遇事象に対する認知的解釈と生理的覚醒の組合せによって生起すると仮定する[ E ]などがある(p. 249)。

『公認心理師現任者講習会テキスト』(金剛出版)より 

 また,現在主流の理論としては,ダーウィンの表情論を発展させ,各種情動をそれぞれ特異な進化的適応反応とする[ F ],事象に対する多次元的評価 (appraisal) が各種情動の特異性を生み出すとする[ G ],次元論を発展させ,主観的情感がその時々のコアアフェクトに個々人の認知的解釈が持ち込まれて成立すると仮定する[ H ],主観的情感が文化特異な感情概念や感情語などに規定されてある,あるいは各種感情が文化固有の社会化の産物であるとする[ I ]などがある(p. 249-50)。

『公認心理師現任者講習会テキスト』(金剛出版)より

(2)感情喚起の秩序

 感情喚起に関しては,事象との遭遇及びそれに対する認知的評価から,特異な主観的情感,生理的変化,顔の表情や発声などの表出あるいは独特の行為傾向の発動を経て,具体的行為の現出及びそれに対する制御に至る一連のプロセスが仮定されている。また,それを支える脳神経学的基盤を問う研究も盛んに行われており,扁桃体,視床下部,島,前頭前腹内側部などを中心に様々な機序の仮定がある。そして,そこでは特に大雑把だがきわめて迅速に生じる[ J ]回路と,高次認知処理が介在しより複雑な情動の生起に通じる[ K ]回路という2種の経路が注目されているようである(p. 250)。

『公認心理師現任者講習会テキスト』(金剛出版)より

4)感情

 喜怒哀楽のような様々な情動の認知に関与するのは,扁桃体,海馬,帯状回等からなる[ L ]系であり,特に,[ M ]は強い情動を伴う記憶の固定にも関与している。[ M ]は前頭前野をはじめ大脳皮質と密に連絡して,その制御を受けるとともに,視床下部や橋延髄の[ N ]系の中枢にもニューロン線維を送り,情動に伴う身体の反応を引き起こす(p. 258)。

『公認心理師現任者講習会テキスト』(金剛出版)より

3.感情と社会性の発達

 感情の起源と発達に関しては,いかなる理論的立場に依拠するかによって多少見解の相違があるが,子どもは出生時点で少なくとも[ O ],[ P ],[ Q ]という感情を有しているようである。その後,認知機能が発達し,種々の経験が蓄積される中で,[ R ]頃までに喜び,悲しみ,怒り,恐れ,嫌悪,驚きといった基本感情を見せるようになり,また,[ S ]前後くらいに,自分が他者から見られているという気づきも含め自分自身に意識が向くようになると,照れ,羨望,共感などの自己意識的感情を現すようになると言われている。さらに,[ T ]を超えて,社会的ルールや基準がわかり始めると,それに従って自己の行為を評価できるようになり,失敗には恥や罪悪感,一方,成功には誇りなどの自己評価的感情を経験・表出できるようになるとされている。このように,感情のレパートリーは生後[ U ]の間に大人のそれにかなり近しいところまで発達する・・・(p. 268)

『公認心理師現任者講習会テキスト』(金剛出版)より

基礎心理学(1)( 脳・神経)【Ver.1.0】

【平成28年 臨床心理士資格試験 問題8】『臨床心理士資格試験問題集4』(誠信書房)より
 脳の構造と機能に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,下のa〜eの組み合わせの中から,正しいものを一つ選びなさい。

A.大脳皮質における後頭葉は,おもに判断や計画立案,意思決定といった機能を担う。

B.非侵襲的脳機能計測において, fMRI (機能的磁気共鳴画像)は脳における血流変化を測定している。

C.辺縁系において,扁桃体は情動の処理に関する機能を担う。

D.なめらかに話せるが,言い間違いが多い失語症をブローカ失語と呼ぶ。


【平成21年度 臨床心理士資格試験 問題50】『臨床心理士資格試験問題集2』(誠信書房)より
 次の文章の空欄 [A B C D] に該当する語句として,下のa〜eの組み合わせの中から正しいものを一つ選びなさい。

実行機能 (ExecutiveFunctioning) とは,[ A ]と関連する心理過程であり,目標のために適切な問題解決を行う精神的な構えを維持する能力とされる。実行機能を測定する神経心理学的検査のうち,[ B ]はプランニング能力を測定することができる。また[ C ]は,構えや反応パターンを新たな様式へ切り替える「セットの転換」の評価に優れている。そして[ D ]は,抑制障害を評価する代表的検査である。


【平成26年度 臨床心理士資格試験 問題7】『臨床心理士資格試験問題集4』(誠信書房)より
a. Benton,A.L.が開発した聴覚記銘検査は高次脳機能検査の一つであり,聴覚認知,聴覚記銘,聴覚構成能力を評価する。


【平成19年 臨床心理士資格試験 問題30】『臨床心理士資格試験問題集2』(誠信書房)より
 認知症に関する次の記述のうち,正しいものの組み合わせを下のa〜eの中から一つ選びなさい。

A. 初老期に発症する認知症として知られるビック病の初発症状は,自制力低下,感情鈍麻などの人格変化であることが多い。

B. 晩発性のアルツハイマー病は,早発性のものに比べ,早期から失語失行,失認などの巣症状が認められる。

C. レビー小体型認知症には,しばしば幻視を伴う精神病症状が認められる。

D. クロイツフェルト・ヤコブ病は,早期発見により治療可能な認知症である。


【平成27年 臨床心理士資格試験 問題10】『臨床心理士資格試験問題集4』(誠信書房)より
 ニューロンにおいて軸索を伝わってきた[ A ]が神経終末に到達すると,神経終末内にある[ B ]がシナプス前膜に融合し,[ C ]がシナプス間隙に放出され,シナプス後膜上の[ D ]に結合する。


【平成27年 臨床心理士資格試験 問題19】『臨床心理士資格試験問題集4』(誠信書房より)
 正常な脳波に関する次の記述のうち,正しいものに○,誤っているものに×をつけた場合,下のa〜eの組み合わせの中から,一つ選びなさい。

A. 脳波の記録は,安静時に開眼している状態で行う。

B. 閉眼によりα波は減衰する。

C. 深睡眠期には,高振幅δ波が認められる。

D. REM睡眠時には,比較的低振幅のβ波だけになる。


【平成6年 臨床心理士資格試験 問題4】『臨床心理士資格試験問題集1』(誠信書房)より
 てんかんに関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

A. てんかん患者の性格特徴としては,粘着性と爆発性がある。このような性格をてんかん性格と呼ぶが,てんかん性格を示さないてんかん患者もみられる。

B. てんかんの診断のためには,脳波検査が極めて重要である。脳波にてんかん性異常が認められる場合,てんかん発作がなくても,広義にはてんかんとされる。

C. てんかん発作が遷延または頻回に反復して発作前の状態に回復できない状態を,てんかん発作重積という。原因としては,睡眠不足などの不規則な生活や過労によることが多い。

D. てんかんの治療で最も大切なことは服薬の継続である。服薬で病気そのものが治癒することは少ないが,現在では抗てんかん薬によって,多くのてんかんの発作を抑制できる。
 

【平成22年 臨床心理士資格試験 問題10】『臨床心理士資格試験問題集2』(誠信書房)より
 ストレスに関する次の記述の中から,正しいものを一つ選びなさい。

A. 代理トラウマとは,「感情的にギリギリの状況下で長期間従事することによって起こる,身体的,感情的,精神的疲労」をいう。

B. 汎適応症候群とは,「人間の身体に何らかのストレスが加わったとしても,身体内部で正常な状態を保持しようという働き」をいう。

C. バーンアウトとは,「クライエントのトラウマ素材に共感的にかかわった結果,かかわった者の内的体験が変容すること」をいう。

D. タイプA行動パターンとは,「できるだけ短時間により多くを達成しようとする慢性的で絶え間ないもがき」をいう。

E. ホメオスタシスとは,「ストレッサーによってもたらされる身体のあらゆる非特異的反応のことで,警告反応,抵抗期,疲億期の3つの段階を含む」をいう。

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