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なぜあの人は強いのか
を読了した。かなり前に読んだことがあったので、2回目となる。

思えば、この本が桜井さんの本で初めて読んだ本で、いわばメモリアル本ということになる。

久しぶりに読んで思ったのは、「既に、こういうことが書いてあったのか」ということだ。というのも、この本を手始めに、桜井さんの本は手当たり次第に読み漁ったので、この本の内容を忘れてしまっていたからだ。

20年間無敗ということもさることながら、桜井さんが、その中で掴んだ、行動哲学、いや、美学の一端を味わえる本である。

壁をブチ破る最強の言葉の帯には、将棋の羽生喜治さんが推薦文を書いているし、イチローも桜井さんの本を読んでいるらしいとのことである。

ヒクソングレイシーもまた、桜井さんの友人ということで、その道の極み達も、桜井さんに何かを感じているのかもしれない。

とにかく、桜井さんの本は、巷の自己啓発本、成功本とは一線を画する内容であること請け合いである。

この本は、対談形式風なので、桜井さんの本の取り掛かりとしていいのではないだろうか。「強さ」とは何かと一度でも考えたことがある方にお勧めの一冊である。

ちなみに、私は、「強さ」どころか、あいもかわらずの「小ささ」なのが、痛いところではあるのだが。

P.S.

桜井さんの本のような本を個人的に「境地本」と読んでいる。著者の生き様と、「な、なんだ、この境地は?!」という箴言めいた言葉が出てくる場合に、そう認定される(?!)のである。