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【感想編】『先生のためのアドラー心理学 勇気づけの学級づくり』(赤坂真二著・ほんの森出版)

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091212_1843~001を読了した。いやはや、これぞ潜在的ニーズに適った本という感じである。

というのも、現場の教師だった方がアドラー心理学を実践していく過程で血肉化したものを書いてあるからである。そういう立場で書かれた本はこれまでなかったのではないだろうか。ここにこの本の最大の「ウリ」があるように思う。

始めは著者のアドラー心理学との出会いから始まり、理論的解説、実践的解説と進んでいく、いわば理論編と実践編のような構成である。

ただ理論編も実践での実感から解説されており、目的論の解説など、これまで読んできた本の中でも秀逸であるように思える。ちなみに、もう一つの理論的な強調点は、所属欲求だった。

実践編では、教師と生徒がつながる方法、生徒と生徒がつながる方法を勇気づけを軸に、実に具体的に示されており、とても勉強になった。

個々の相談場面でも、目標の一致、課題の分離、代替案の検討など、密かにアドラー心理学のカウンセリングのエッセンスをコンパクトに学べるところもオイシイところではないだろうか。

クラス会議を「くじら会」、相談時間を「作戦タイム」とするなど、現場人(?!)の工夫もところどころに垣間見えて良かった。

ちなみに、クラス会議の下ごしらえ、方法、様子を書いてある本は、この本が初めてのような気がするので、そこら辺に興味のある方は、必読であろう。

何だか専門用語ばかり出てきていそうな感じの感想編になってしまったが、内容は、その実践の提示にあるので、誤解を与えてしまったとしたら、私の文章力の拙さにある。

とにかく、教育現場に強い云々を言われながらも、これまでまとまった本になっていなかった学校で(も?!)使えるアドラー心理学が提示されている。ようやく教師用のアドラー心理学本が誕生したといえるのではないだろうか。

もちろん、これは、集団を扱う方なら、色んなことに応用できそうな内容なので、そういう方にも十分役に立つ内容になっていると思う。

【感想編】『アドラー心理学に基づいた「勇気づけの学級づくり」』(赤坂真二)@文教大学

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いやいやいやいや、というわけで、行ってきました講演会。

午前中は、甥たちの相手をしてからの出発でした。

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という感じで文教大学の最寄り駅である↑に着き、てくてく歩いて
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到着したのが、今回の講演がある文教大学でした。

で、教室に入り待つことしばしばDVDでも見かけた(?!)PCを持って赤坂先生が登場しました。
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いやはや、DVDで見た外見&声でした(当たり前だけど)。会沢先生が「赤坂ワールド」と表現なさっていましたが、そのワールドは、DVDの方が更に出ていたように思いました(もちろん、今回の講演でも出ていたとは思うのですが)。

始めアイスブレイクとして、「うそはど〜れだ?」がありましたが、これはDVDと同じだったので、「お、これがそうか」と体験できてしまったしだいです。

始め、赤坂先生のアドラー心理学との出会いの語りがあったのですが、実践の試行錯誤の中で、
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と出会ったことが始まりだったそうです。何でも、読む時間がなかなか取れなかったので、トイレの中で毎日15分ずつ3回読んだそうです。

講演中に「(共同体感覚は)開発されるべき潜在能力」というところに2回泣いたというエピソードを聞いたとき「ああ、熱い先生だったんだなぁ」と思ってしまいました。

さて、講演内容は、アドラー心理学の紹介や理論的なものから始まり、クラス会議へと修練していくような感じでした。クラス会議は、本格的に聞いたことがなかったので、「なるほど、こんな感じで進んでいくんだな」と初めて想像できました。

ちなみに、DVDでは、クラスの発達段階(?!)みたいなものがあって、その最終段階みたいなところでクラス会議があったように記憶しています。講演では、クラス会議導入への基礎作りワークも紹介されていて非常に勉強になったしだいです。
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最後は、「つばがる力。つながることで幸せになれる。ベクトルが大事。アドラー心理学からベクトルをもらった」みたいなことで講演は終わりました。

思うに、赤坂先生もまた「勇気の伝道師」なのかもしれません。主な対象が「先生」版といったところでしょうか。

余談ですが、Amazonの検索にはまだ出てこない『先生のためのアドラー心理学 勇気づけの学級づくり』(赤坂真二著・ほんの森出版)が販売されていたので、さっそく買いました。で、講演が終わって早速先生にサインして頂いたしだいです。ちなみに握手もしてもらいました。
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【講演会】『アドラー心理学に基づいた「勇気づけの学級づくり」(?!)』(赤坂真二)

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 私語、立ち歩き、学習への無関心などに象徴される「学級崩壊」と呼ばれる現象が珍しくなくなってきています。学級づくりが難しいと言われるようになりましたが、子どもたちに何が起こっているのでしょうか。学級づくりの大切さを認識する教師は多いものの、なかなか解決の糸口が見えないのが現状です。

ここでは、私が小学校教師として実践してきた、アドラー心理学に基づいた「勇気づけの学級づくり」について、その理論と実践の両面からお話しすることといたします。

○日 時 : 平成21年12月12日(土) 14:00〜16:00

○会 場 : 文教大学越谷校舎13号館4階 13401教室

○参加費 : 埼玉支部会員 無料   埼玉支部会員以外 500円

○お問い合わせ先 : 日本学校心理士会埼玉支部事務局

       文教大学教育学部心理教育課程 会沢信彦

          〒343-8511 越谷市南荻島3337

          TEL : 048−974−8811

          FAX : 048−974−8877

        E-mail aizawa(例のマーク)koshigaya.bunkyo.ac.jp

元気と勇気は誰でも出せる−shinjiの日記』より

とのとだ(事前申込は不要らしい)。コレは「買い」なのではないだろうか。私は行くつもりである。DVDを見たが、何とも楽しそうにお話になる先生だった(あ、DVDの感想編をまだ書いてなかった)。生を見るついでに、このDVDも持って行って、サインをもらってこようかな。

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“荒れ”への「予防」と「治療」のコツ―学級づくりの基礎・基本 (Series教師のチカラ)“荒れ”への「予防」と「治療」のコツ―学級づくりの基礎・基本 (Series教師のチカラ)
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(下書き)【感想編】:アドラー心理学特殊講義(勇気づけ)

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↑ というわけで、上大岡に初上陸となった。京急川崎駅では、ちょっと乗り場を迷ったので、着けて良かった。

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↑ 駅と一体化しているウィング上大岡の右ウィング(だったかな)の12階にウイリング横浜があるようであった。ウィングとウイリングと何だか似ている感じなので、ちょっと戸惑った(同じだったのかな?)。

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↑ で12階に着いたところ、↑ が、間違いないようだ。

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↑ でもって、これが入り口に貼ってあったもの。まさに、ここですな。

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↑ で、これがテキスト。著作権フリーで、どうとでも使っていいのだとか(まるまる使って云々はさすがにということだったけど(^_^;))。

さて、その構成であるが、

第0章 総論

第1章 話のしかたに関連した勇気づけ

第2章 人間の価値や能力に関連した勇気づけ

第3章 援助に関係する勇気づけ

第4章 感情に関係した勇気づけ

第5章 賞罰と勇気づけ

第6章 論理性と勇気づけ

第7章 目標追求に関連した勇気づけ

第8章 自己勇気づけ

第9章 なぜ勇気づけが必要なのか

という章仕立てになっていた。そして、更に、その中に節が設けられていて、例えば第2章では、

2−B 能力を信頼する

 子 : 今夜の夕食は私が作る。

 親 : 大丈夫? ちゃんと食べられるのを作ってね。

     ↓

 子 : 今夜の夕食は私が作る。

 親 : まあ、楽しみ。何を作ってくれるの?

相手を信頼しましょう。大人が指導しないとうまくできないと思っていると、子どもは勇気をくじかれてしまいます。子どもに色んなことにチャレンジしてもらいましょう。たとえ失敗しても、そこから子どもはたくさんのことを学びます。もちろん成功すれば、子どもは大きな自信を得るでしょう。成功したときも、失敗したときも、勇気づける工夫をしましょう。

という感じの節がいくつかあり、それを会場の受講者の1人が読み上げ、その後、近くの人とペアになってロールプレイをし、違いを感じ、その後、野田先生の解説がある、というパターンで進んでいった。

その章の最後、例えば第4章の終わりには

問4ー1 「陰性感情を相手に投げつける」ことは、どうして勇気くじきになるのでしょうか。

問4ー2 感情的にならないためには、どんな工夫があるのでしょうか。

問4−3 相手が感情的になってしまった時は、どういう工夫があるでしょうか。

問4ー4 あなたのアクティヴ・タイムアウトの方法を、すくなくとも3つ考えてください。

問4ー5 次の例を、この章で学んだ原理を使って、より勇気づけできる言い方に書き直してみてください。その際、どういう原理を使ったか説明してください。

 妻 : あなたなんか嫌いよ。私はあなたと結婚して、ほんとうに不幸だわ。

 夫 : おれの方こし不幸だよ。

 生徒 : 先生、遊具を毀してしまいました。

 教師 : ええっ! 勝手なことするからだよ。

 子 : お母さん、焦がしちゃった。

 母 : どうしてお母さんの言うとおりにしないの?

という問いが並んでいて、それを考えるというものがあった。ちなみに、講義編は、問1〜3辺りをやって、演習編は、問4〜5辺りをやることで区別されているようである(演習編は懐の関係上欠席なので実際は不明)。

で、講義が終わると、まとめの最終テストがあった。5問ほどだったかな。野田先生が赤ペンを入れて返却してくれるのだとか(保証の限りではないようだが)。

長々と書いてきたが、だいたい、こんな感じだった。

(書き疲れてきたので、個人的感想はのちほど)

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アドラー心理学では「勇気づけ」なる概念がよく出てくる。

先日、荻野暢也先生の講義を見ていたら(無料体験のところ)、

「ドラクエにベホマズンという魔法がある。ベホマズンは全員の体力を回復させる魔法である。しかし、その魔法は、魔法使いも賢者も使うことができない。使うことができるのは勇者だけである」

という内容の話があった。

これは・・・、何とも深い話ではないだろうか(T_T)。

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12月14日(日)11:00−13:00開催のアドラー心理学ゼミナールでは、岩井が「最優先目標を知ろう!」と題して、演習を交えながら自ら担当します。

あなたのライフ・スタイルがより鮮明になり、あなたの究極目標がわかります。アドラー心理学をご存じない方でも理解できるように平易に説明します。

受講料:2,100円(消費税込み、当日集金)

ヒューマン・ギルド メール会員向け臨時ニュースより

を受講できることになった。というのも、引出しの奥から「アドラー心理学講座」の割引券が(1000円券3枚)発掘されたからである(おかげで皺くちゃである)。ラッキー。

最優先目標云々は、まったく知らないところなので、実に楽しみである。

 

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・セットセミナー

11/22
「子どもの発達と病理セミナー」

11/23
「アドラー心理学を子ども臨床に生かす―アセスメントから治療まで」

2つ受講   

 会員(16,000円)一般(24,000円)
 どちらかのみ 会員(10,000円)一般(12,000円)

11月22日(土)13:30〜18:30
「子どもの発達と病理セミナー」

幼児期から思春期に至る子どもの心理を病理的な側面も加味してしっかりと学びます。

講  師 深沢孝之氏(山梨県都留児童相談所児童心理司、中級アドラー・カウンセラー、臨床心理士、臨床発達心理士)

11月23日(日)10:30〜16:30
「アドラー心理学を子ども臨床に生かす―アセスメントから治療まで」

講師が児童相談所という場で培ってきた心理学的アプローチをどのように使ってきたか、試行錯誤の自己の経験を伝えると同時に参加者の皆様の苦労やコツを分かり合いながら学習します。

講  師 深沢孝之氏(山梨県都留児童相談所児童心理司、中級アドラー・カウンセラー、臨床心理士、臨床発達心理士)

ヒューマンギルドのニューズレターより 

が昨年に引き続き開講されるようである。昨年、私は、二日目だけ受講したが、大変、勉強になった(1日めは、現在の「メンター」である桜井章一さんの講演会に行ったので、やむなく欠席)。

精神医学発達障害云々はここに含まれる)は、知っていると(カウンセリングの腕前とは別に)「専門家」風味を漂わせることが可能なので、受講しておくとためになるかと思われる。

あと深沢先生は、「まるで岩井先生がやっているようだった」と、目撃者が語るように、そのライフスタイル診断の腕前は、相当なもののようである。

私は、事例検討みたいなときに先生と同じグループにいたことがあるが、「では、どうするか」の段階での対案の豊富さと、その出てくるスピードには、ただただ驚くばかりであった。

その辺からも、臨床を相当やりこんでおられると思われるので、その(アドラー心理学の「使い手」の)実践知が学べる機会でもあると思われる。

P.S.

今年は、1日めに出たいところなのだが、貯金、731円という極貧生活続行中のため、あえなく断念である。

あるところで、「認知行動療法、ブリーフセラピー、ペアレント・トレーニングは、どれもアドラーと似ている。そういうときに、あえてアドラーを言う意義はあるのだろうか」という質問があった。

なるほど、たしかに理論や技法は、すでにオリジナルな部分は、ほとんどなくなってしまったといっても過言ではない感はあるが、おそらく思想の分野、つまり、共同体感覚はまだ「被っていない」ところのはずである(本当は、早期回想もそうなのだろうけど)。

昨今の心理療法では、(「不適切」な「認知」を変容することなどを通して)「不適切」な「感情」や、「不適切」な「行動」がゼロになれば、とりあえずは、それで良しみたいなところがある(多くの場合は、それで十分、「適応的」になると思われる)。

アドラー心理学的には、それだけでは、×になる場合もあるところが大きな違いのような感じがしている(そういうことになる場合を書いてもいいのだが、ここでは控える)。

それは、先ほど述べた共同体感覚から派生してきていると思われる責任(あるいは役割役目)という概念がなせる技である。

P.S.

ちなみに、早期回想は、スキーマ・ワーク、共同体感覚は、ポジティヴ心理学と「若干」被り始めているので、ちょっとアレ(ドレ?!)である。

どうやら今日からペルグリーノ博士のワークショップが開催されていくようである。

以前と違って、岩井先生がブログを開設しているので、その様子がリアルタイムで分かるのが、時代なのかもしれない。

また、受講した方が感想を会報かブログに書いてくれるだろうから、それで、その様子等は、間接的に香りを嗅ぐことができるかもしれない。

 

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岩井先生のブログ(「勇気の伝道師」 ヒューマン・ギルド 岩井俊憲の公式ブログを拝読していて、ペルグリーノ博士が99年に初来日して云々というところを読み、ふと99年って何してたっけな?と思いを馳せてみたところ、そういえばヒューマンギルドに初めて足を運んだ年だったような気がする(当時大学4回生)。

当時は(今と違って)、仕送り&バイトのダブルインカム(?!)だったので、懐も暖かく基礎講座(当時)(岩井先生)、スマイル(岩井先生)、養成講座(岩井先生と坂本先生?!)、アドバンス(坂本先生)と一気に受講したような気がする(アドバンスには大黒屋さん(へたれカウンセラーの小さな野望もいた)

当時の私は、講座云々というのは、初めての経験で、基礎講座を申込み、ヒューマンギルドが入っているビルに入ったまではよかったが、何度か「やっぱやめようかな」と引き返そうとしたのを覚えている。

で、何とか中に入ったものの、一方的な講義ではなく、グループワーク等も取りいれた講座だったので、終始、緊張しっぱなしだった。

ワークの内容を聞いても「間違って迷惑をかけたらどうしよう」と内容が頭に入りにくく、また、ワーク中も同様に「間違ったらどうしよう」と考えてばかりで、「アイスブレイク」どころではなかった。

養成講座でも、何とかしてカウンセラー役を回避できないかと考え、「頑張って」逃げていたものの、最後には「捕まって」(?!)やらざるを得なくなり、かなりあたふたしたように思う。

とまあ、何だか情けない限りであるが、今にして思えば、まだまだ場数を踏んでいなかった私にはしょうがなかったんだと思う。

まあ、今でも、びびることは、びびるものの、「まあ、失敗しても、そこまで大変なことにはならない」みたいな感じもあるので、当時ほどではない。

と、ここまでは、何だかいいとこないような感じであるが、実は、いいところは、もちろんあるのである。

当時、英米文学専攻だった私は、心理学系の本は読んではいたものの、それらしい授業を受けたことがないというか、香りを嗅いだことがないというか、そういう状態だったので、上記のような講座は、その香りを嗅ぐことができ、実に素敵な体験だったことは間違いない。

「おお、心理学!」みたいな感じで、緊張は強かったものの、恍惚としていた部分もあり、いい体験だったことは間違いないように思う。

とまあ、そんなことを思い出したしだいである。

 

児童心理2008年12月号臨時増刊

特集
子どもを勇気づける心理学(仮題)
教師と親のためのアドラー心理学入門

2008年11月12日発売
(2008年12月5日発行)
A5判●頁
定価1,020円(本体971円+税)

金子書房HPより

に私も「執筆陣」(?!)の一人として加わることになり、

先日、めでたく脱稿(?!)した。

ブログと違って、何回か推敲してしまった・・・。

P.S.

ちなみに、私は、勇気には、2種類あるような気がしている(現在「天啓待ち」(?!))。あとは、そうだなぁ、勇気が要る状況による質的な差異みたなものもありそうだ。

アドラー心理学は、認知行動療法やブリーフセラピーの台頭で、今やオリジナリティーが、ほとんど無くなってしまったといわれている。残っているとすれば、早期回想と共同体感覚くらいだとも言われている。

いろいろなセラピーの要素を先駆けていたといわれるアドラー心理学であるとすれば、次の台頭するセラピーは、おそらく共同体感覚の周辺に出現してくるのではないだろうか。

多分、これまでタブー視されてきた価値観をセラピーに持ち込むタイプになってくる可能性があるのではないだろうか(露骨ではないにしても)。

その片鱗は、ポジティヴ心理学から、臨床心理学へと流入してくる可能性があると睨んでいるが、当たるかどうかは定かではない。

 

いまちょっと関心があるのが「アドラー心理学」というナラティブなのだが、「あなたにとってアドラー心理学とはなんですか?」と尋ねたら、人々はどう答えるだろう。

ふつう、「アドラー心理学のおかげで人間関係が改善して」とか「子どもとのつき合い方がわかりました」とか言うのだろうと思う。

それはそれで結構なのだが、私はたぶんそんな風に答えない。技法としてのアドラー心理学にほとんど関心がない。そうではなくて、理論としてのアドラー心理学に関心がある。アドラー心理学は参照枠を与えてくれる。

(中略)

いつだって、どんなときだって、私が決めることができる。…これが私のアドラー心理学だ

注:色づけは私

「ナラティブの時代」(野田俊作の補正項 )より

わたしは、色づけをしたところが、まったくの同感だったりする。

いつだって、どんなときだってのくだりは、「自己決定性」「個人の主体性」という概念の内容だ。

ここは、他の臨床心理学には、あまり見られないところなのではないだろうか。

無意識の「犠牲」、育てられ方の「犠牲」、認知の「犠牲」、感情の「犠牲」、性格の「犠牲」、あげくは、脳の「犠牲」と捉える風潮が強い中、この概念は、(カウンターバイアスとしても)けっこう光るものなのではないかとみている。

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さて、いつものように、アドラー心理学ゼミナールとカウンセリング演習について、書ける範囲で、感想を書こうと思う。

まず、アドラー心理学ゼミナールであるが、発表者の方が、勇気づけの研修を30分バージョンでやるものを、やる意義や開発過程などを発表なさった。

なるほど、と思われるところも多く、開発が完了したら、さっそく受講してみて、パクッて、いや、参考にして、今後に生かしたいと思ったしだい。

次に、カウンセリング演習であるが、これは、前半が、早期回想解釈の演習で、後半が、相談業務で、こんなこと困ってますみたいなところを岩井先生に質問して、岩井先生が答えるというものだった。

前半の早期回想であるが、いつものように皆目検討がつかず、相変わらずの難しさであった。学部時代、「深読み」する癖のあった当時の私で「さえ」喋ることもできなかったほどの「難易度」なので、致し方ないところではある(としておく)。まあ、地道にやっていくしかないところだ。

困ったこと相談であるが、私は相談で「(ピー)してしまう場合、どう対処すればいいか」というところを質問したまでは、よかったのだが、「では、実演を」ということになり、あえなく皆さんの前で実演することになってしまった

実践でケースをこなしてきたにも関わらず、みんなの前に出ると相も変わらず緊張してしまい、話が分からなくなるところは、9年前と変わらない初心さだ。

まあ、人前にでるどころか、普通に演習するだけで緊張していたころに比べれば、まあ、「進歩」はしたのかもしれない。

とにかく、前に出て実習したおかけで、また、ひとつ「技」が増えた感じがして、実に良かったしだいだ。

 

 

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明日は、ヒューマンギルドへ行き、アドラー心理学ゼミナールとカウンセリング演習を受講してくる。

今回のアドラー心理学ゼミナールは、ある方が、勇気づけを30分でプレゼンできるパッケージ(?!)を開発なさったようで、それのお披露目会みたいになるようだ。

これは、ちょっと楽しみなところである。

ちなみに、アドラー心理学ゼミナールは、アドラー心理学ベーシックコース&SMILE→カウンセラー養成講座という一連のセット(?!)を受講していなくても、受講可能なので(2100円だけど)、興味のある方は、参加してみては、いかがだろうか。

まあ、このブログに、心理系の読者は、ほとんどいないだろうから、宣伝しても、あまり効果は、なさそうなところがミソだったりするのだが。

 

 

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ヒューマンギルドでは、アドラー心理学ベーシックコースとSMILEを受講した後、カウンセラー養成講座を終えて、さらに100時間の研鑽を積むと、アドラーカウンセラーの試験を受けて合格すると『初級アドラーカウンセラー』の資格がもらえる。

私は、試験以外のものは、99年に終えているので、あとは、実技試験を受けるだけなのだが、いかんせん、その間、途切れ途切れでしか受講していなかったので、現在、計75時間である。

あと25時間で試験が受けられるのだが、あの試験は、カウンセリング演習の時間を使って行われ、総勢(?!)10〜15人が見ている中、20分間の実演をすることになっているので、かなりの緊張を強いられること間違いなしである。

予定では、8月のカウンセリング演習で、その試験になるはずなのだが、どうなることやら・・・(合否の判定は、岩井先生がなさるのだ)。

まあ、試験のあるなし、合否に関わらず、アドラー心理学ゼミナールと、カウンセリング演習のセットは、受講し続けていく予定ではある。いまや月一回の定例会みたいなものなのだ。

 

 

子育ていきいきアドバイスブック―親の愛と勇気づけで子どもは伸びる!
が発売された。今月14日にヒューマンギルドに行ったさいに、そこで売ってあったのだが、残金が微妙だったので、買い控えてしまった。あれから日が経ち、残金も増えたので、買うことにした。

セブン&ワイで発注するか、演習に参加する来月11日にヒューマンギルドに行った際に、購入するか・・・。まあ、急ぐわけでもないので、来月11日に購入することにしよう。

予測では、「親面接」で使える具体的な技術が満載のはずであるが、さて、当りますかどうか。

しかし、この手の本は、実際に結婚してたり、子どもがいたりすると、実感を持って学べるのだろうが、彼女さえいない私だと、理解がチト表面的になる可能性がなきにしもあらずなところが痛いところではある。

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生きる意味を求めて (アドラー・セレクション)
のほぼ全章を読了した。第15章「人生の意味」から読み始めたのだが、久しぶりの翻訳本のためか、イマイチ頭に入っていかなかったので、訳体に慣れが生じた今の時点で、もう一度読み直してみようと思っている。

個人心理学は、正当でない欲求は、共同体感覚に違反すると認めなくてはならず、抑圧によってではなく、共同体感覚を増すことによって消すことができるということを教える。

上記本より

注:色づけは私

ここに何やら思うころがありました。全体的な感想は、もう一度、第15章を読んだあとで、また書くことにする。

アドラー心理学を学ぶ中で、お勧めの「教材」を1つだけ挙げろといわれれば、『カウンセラー養成講座(基礎編・実践編)カセットテープ・全8巻』(アドラーギルド)だろうか。

もちろん、1つだけで、全てをカバーできる教材なんぞ、あるはずもないのだが、カウンセリングの勧め方の核をけっこうカバーしているのではないだろうか。

ただ、なぜか最近アドラーギルドでは販売されておらず、すでに入手不可能になっているので、お勧めではあるが、手には入らないので、ちょっと微妙である。

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ふう、行ってきましたヒューマンギルド。今年は、けっこう行っているんじゃないかなぁ。実践に出てからの方が足を運ぶ頻度が増えたのは、それだけ役に立っているということかもしれない。

さて、感想であるが、午前の部では、今年の四月から保育所を開園なさった園長先生が保育を取り巻く環境や現状、そして運営なさっている保育所の話をしてくださった。

何というか、実践を経て語られる内容は、非常に興味深いものであり、参考になる点が多々あった。

それにしても保育所を開園なさるとは、まさに「」である。組織にぶら下がるリーマンの私とは、別次元にいることは間違いない。

さて、午後の部は、カウンセリング演習である。今日は、初級にチャレンジなさる方がいて、結果は、見事に合格だった。

演習の時間中、私もカウンセラー役として登場した。「感情にフォーカスする」というお題(?!)を頂戴しての実演だったのだが、何というか何となくやり難かった。

これを逆算すると、普段いかに感情にフォーカスしていないかが分かった。私は、事実、行動、認知を扱うのがメインだったんだなと気づいた。他にもフォーカスするものがあったので(あえて伏せておこう)、その7つくらいを意識的に使い分けてみようと思った。ここら辺は、今回最も学びが深かったところだった。

やはり、みんなの前で、実演して、一手一手(でもなかったが)を確認する機会なんぞ、めったにないので、非常に、貴重な体験になったしだいである。

で、夜の部であるが、今回は、新宿センタービルの大江戸屋というところで、「子どもの遊び」という話を語り合う(?!)という場になる予定だったのだが、そのほとんどは、いろいろな思いを語り合うみたいな感じになった。ただ、私は、それはそれで楽しかったので、これも充実したひと時となったしだいだ。

なお、昼休みにヒューマンギルドの近くの古本屋で↓を買ってきた。

科学の剣 哲学の魔法―対談 構造主義科学論から構造構成主義への継承

クラス会議で子どもが変わる―アドラー心理学でポジティブ学級づくりの勉強会が23日にある。考えてみれば、私は、まだこの本を読んでいないので、とりあえず一回は目を通しておく必要がある。ということは、これから読まなければならないということにもなる。せっかくの機会なので、さっそく読んでみることにしよう。

心理業界は、認知行動療法ブリーフセラピーが制圧しつつある感がある。この二つは、技法がよく整備されており、前者は「エビデンスベイスト」にもなっている(*)。

さて、前記二大潮流(?!)と被るところが多々ある個人心理学(アドラー心理学)は、どうなっていくのかが気になるところである。思うのは、心理業界の「専門家」には浸透する気配がないことは間違いない(し、誰も興味を持っていないようである)。ただ、「一般の人」には、まだまだ十分アピールするものはあるように思う。

一方で、専門家にもアピールするのであれば、まずはアドラー心理学と呼ぶのではなく、誤解を覚悟で個人心理学と表記を改めると、「信者臭」(?!)が少しは抜けるのではないかと思うがどうだろうか。

とにかく、日常生活への知恵の提供をもう少し強化していくとサバイバルできるのかもしれないという感じはしているがどうだろうか。

*近々アメリカ心理学会第12部会(臨床心理学部会)のタスクフォースの「エビデンスベイスト」の基準についてブログで考えてみようと思っているのでお楽しみに)。

ふう、3連続モブログであったが、やはり、アレは非常用ですな。その日にアップできそうにないときか風邪でも引いて寝込んだときにPHSからの投稿をすることにしましょう。

さて、クラス会議で子どもが変わる―アドラー心理学でポジティブ学級づくりの勉強会に参加することが正式に決定した。私も某職の関係で勉強になるかもと判断したしだいだ。

これまでは、勉強会がある日は、次の日などに気がかりなことがあったので、なかなか参加できなかったのだ。そこらへんは、なかなかマルチタスクをこなせるようにならない私の欠点でもある。

でも、まあ、参加することになったのだから、良しよしよう。

皆さんも興味がある方は一緒に参加しませんか?

月1で参加料無料らしいのでお得感いっぱいです。

問い合わせ先は、ヒューマンギルドへ。

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ふとクラス会議で子どもが変わる―アドラー心理学でポジティブ学級づくりを読み始めた。なかなか面白そうだ。最後まで読んで何らかのヒントを得られればと思う。ちなみに、訳者の方とは、岩井先生の勇気づけワークショップで(99年だったかなぁ)、当時、流行していた「い〜み、な〜いじゃ〜ん!」を一緒にやったことがあったりする。

あ、そういえば、カウンセリング演習の後で、ある先生が、この本を基にして、勉強会をやっているんだった。今では、カウンセリング演習のあとあやふやにして帰宅していたが(→次の日とかにプレシャーのあるイベントが控えていたりしたのだ)、ちょっと余裕ができたので、次回から参加させて頂くことにしよう。

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さて、きょうは、ヒューマンギルドに行って、カウンセリング演習を受けてきた。きょうのメニューは、前半が、アドラーカウンセラーの(公開)認定試験、後半が、事例検討だった。

後半は、ライフスタイル分析もあり、いい勉強になった。その最中に何となく図式化している自分がいたので、ちょっと書いておく。

【状況】←【対処】・・・→【結果】

みたいな感じだろうか。【状況】←【対処】は、何となく分かりそうな気配もあるのだが、それを【結果】との関連で(逆算で?!)どう見るのかというのは、まだ、イマイチ分からない。

しかし、上の図式も、まだまだ完璧とはいえず、かなり、改良の余地があるように思う。ちなみに、【対処】のレパートリーに、けっこう、いろんなパターンがありそうな感じだ。まあ、少しずつやっていくことにしよう。

そうそう、今、思ったのは、ライフスタイル診断が、他の心理テストと違うのは、見立てが、静的ではなく、動的だということだろうか。あと、長所というか「使い道」というかが、発見しやすいのも特徴だといえると思う。

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アドラー心理学のカウンセリングテクニックに論理的結末というのがある。それを子育て講座に応用したものの副作用が、あるところで話題になっていた。

私論であるが、論理的結末は、その前後の話し合いにポイントがあるように思われる。従来、「前」の話し合いは、(社会的結末として)比較的強調されていたが、「後」の話し合いは、イマイチ強調されていなかったように思う(←多分)。

多分、不適切な行動に注目することになるということだったのかもしれない。ただ、ここでは、「勇気づけ」の方が優先するはずなので、論理的結末適用に、その話し合いをしてもいいのではないだろうか(こじつければ、論理的結末に「従った」として、「適切」と判断してもいいかもしれない)。

ちなみに、アメリカでは、論理的結末は、カウンセリング場面以外では、使わないことにしようという流れになってきているらしい。

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