公認公認心理師と臨床心理士―その約25年後を予測する―
臨床心理士に想い入れがある者もいるようで公認心理師は受けないという者もいるようだ。臨床心理士に憧れ,長い時間をかけて取得したので,そこまで時間をかけないでもサクッと取れてしまう者もいる公認心理師に何かネガティブな感じを持っているのか,連携連携と叫ばれる公認心理師に何やら薄っぺらいものを感じているかのようだ。
まあ,開業している場合は特に取得しなくても業務は続けられるわけでその辺は美意識で大丈夫だろう。
しかし,雇われる必要がある場合は取得していないと応募もできない時代となっていくのだろう。
また,下の世代は生まれたときから公認心理師が存在するため,臨床心理士への敬愛の念(?!)はないと思われる。
ちょうど,USBメモリネイティブがフロッピーディスクを知らないのと同じような事態になるのではと。
ただ一方で臨床心理士全盛の時代の人なら,少しは敬愛の念(?!)を持っていたり,持ってもらったりすることがあるかもしれない。
個人的には公認心理師の「成功」は保険点数が取れる,つまり病院に利益をもたらすことができるかどうかにかかっているのではないかと思っている。
しかし,心理検査も心理療法も時間がかかるため,効率性の観点(回転率を上げ,利益を上げるという意味)からはかなり不利になるのではと見ている。
ただ,心理検査を独占業務にした場合は,雇われ確率は上がりそうな感じもあるが,どの道,病院への利益という観点からは期待できないのではないか。
やはり,精神科医とキャラが大きく被っているのが一番「痛い」ところだ(ある意味で精神科医が居れば十分なわけだ)。
というわけで(どういうわけで?!),25年後くらいには臨床心理士の価値はなくなり,雇われ心理師では薄給なので(まあ,それでも配偶者や実家が金持ちなら問題ないのだが,日本の凋落で「金持ち」が全体的に減っている可能性がある),現在よりは開業が多くなるような予感がしている私であった。
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