P%は,平凡反応(P)÷ 反応数(R)× 100で算出される。[ あ ]や[ い ]の指標である。




あ 常識的判断

い 社会性

P反応はD反応と同じく,各図版で決まっている

エクスナー法にはP%はないのと,臨床心理士資格試験の過去問では,Pは%ではなく,単独で問われるので,以下単独の解説を行う。なおP%が気になる人は,40%を超えると高いと判断するということを覚えておくと良いのではと(低い場合の%は謎)。

Pは,通常,5個〜8個出現する。被験者が生活しているコミュニティや文化に合致した思考をする能力を表し,明確な状況において,容認される慣習的な行動を取れる能力を表す。4個以下のときは,所属している文化の認める思考をし難いこと,常識的・慣習的行動を取り難いことを示す。非社会的・反社会的行動を示す人は一般にPが低い9個以上のときは,過度の紋切り型の思考や慣習に従い過ぎる傾向を示す。

エクスナー法では,共通反応(C)というものがあり,Pが4個以下でも,Cが1〜2個あると解釈に注意を要する。

 I 最初の図版で不安と当惑を示しやすい (蝶、コウモリ)。無彩色
  色彩ショック、形態水準の低下が見られやすい(人間、四足獣)。黒と赤の2色
兇離轡腑奪から立ち直れたかどうか、M (人間運動反応)が出やすい (人間)。黒と赤の2色
  ‘‘父親カード"、陰影ショックを生じやすい (毛皮類)。無彩色
V   最も反応が出やすい(コウモリ、蝶)。無彩色
  陰影反応が生じやすい、性ショックも見られる (毛皮類)。無彩色
  “母親カード"、好きなカードに選ばれる率が高い (人間、四足獣)。無彩色
  最初の多彩色図版、色彩ショックが生じやすい(四足獣、花)。多彩色
  最も拒否されやすい、W (全体反応)が示されにくい (P反応はない)。多彩色
X   D (部分反応)が多く、反応が分散されやすい (P反応はない)。多彩色

*赤色がP反応

『臨床心理士試験 徹底対策テキスト&予想問題集』(ナツメ社)p. 129