口 自己課題を発見するためにどのような視点が必要かについて説明できる。

 近年,心理職の訓練で,[ A ]という概念に注目が集まっている。[ A ]とは,特定の[ B 」が,適切で効果的なやり方で業務を行う[ C ]をもち,その専門職の[ D ]に沿ったやり方で,適切な判断,批判的思考,そして[ E ]ができることを意味する。

  従来の心理学の訓練においては,どのような科目が何時間加えられるべきか,というようにカリキュラムの構成に重きが置かれていた。[ A ]に基づいた訓練では,学習者が訓練を受けた結果としてどのような技能や知識を身につけているのか,というように「与えられる」[ F ]や単位数よりも学習の[ G ]へ焦点化した訓練の考え方を表している。ヨーロッパ,北米で心理職の訓練は[ A ]・モデルへと移行しつつある。

<立方体モデル>
→ [ H ][ A ]には,心理職に不可欠な姿勢,価値観,行動規範,倫理的姿勢などが含まれる(例えば,反省的実践,科学的知識と方法,多職種協働など)

→ [ I ][ A ]は,心理職が担う職務における技能とかかわる(例えば,心理的アセスメント,介入,コンサルテーション,アドボカシーなど)。

→ [ J ]は,訓練と実践の水準を示す(例えば,博士課程終了後のスーパービジョン,継続的な[ A ]など)。

口 自己課題を解決する能力とその方法について説明できる。

[ A ]を高める。

→ [ A ]の中核となるのは,[ K ]である。心理職にある者は,常に自分自身の能力と技能を見定め,必要に応じてその活動を修正していく[ K ]に取り組む。

→ [ K ]の重要な一側面は,[ L ]であり,自分は何ができているのか,そして何ができていないのか,何を学ぶべきなのか,どのような方向へ進むべきなのかということを見定めていくことを意味する。

[ M ]

→ [ K ]を促進するためには様々な方法がある。その代表的なものは,[ M ]である。

→ [ L ]は,個人だけでなく集団で行うこともある。仲間でお互いに支持的にかかわるピア[ M ]も効果的とされる。

 [ N ]

→ 自己内省を促進する場の一つとして心理職が個人療法を受けることがある。精神分析では,[ N ]と呼び,セラピストの未解決の内的葛藤が面接プロセスで妨げにならないように,まずセラピストが自分自身の問題や心理的特徴について十分に理解することが必要だと考えた。

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→ [ A ]には,様々な領域があり,それらを把握するためには工夫が必要である。また,自分自身の経年的な変化や発展を傭鰍的に見ることが重要である。そのためには,[ P ]を作成することが役立つであろう。

口 職業的成長プロセスについて説明できる。

 RonnestadとSkovholtは,これら[ Q ]期を通してみられる臨床家の発達の心理的テーマも見出している。臨床家の職業的発達は,生涯続き,職業的自己と個人的自己がより高い統合を達成するプロセスである。その中で,自分,他者,臨床作業について内省を続けることが最適な学習に必要であり,学習への強いコミットメントが職業的発達を促進する。次に,臨床家は,スーパーバイザー,クライエント,家族,友人など,他者との対人関係を通して多くを学ぶ。中でも,クライエントは,臨床家の成長に大きく影響し,様々なことを教えてくれる教師となる。

 若手臨床家は,自分の力によってクライエントを変えようとするが,成長とともにクライエントこそが変容の担い手であることを認識するようになる。臨床家の一個人として,常に職業生活に影響を与え続ける。特に臨床家が一個人として経験した苦しみ・痛みは,他者を理解し,受け入れることを教えてくれる。このため,自身の体験や様々なフィードバックに対するオープンネス(心理的開放性)が,臨床家の成長とウェルビーイングの鍵を握っている。

 臨床家を目指す訓練生や若手の臨床家は,大家とされる臨床家と自分を比較し,自身の力のなさに落胆し,臨床家としての道のりの長さに圧倒されてしまうことも少なくない。熟練した臨床家になるまでの途中の通過点を知ることによって,より現実的な目標を立てることができる。各成長期に何をどこまで身につけることができるのか,どのような点に気をつけるのかなど自分自身を見直すことが職業的機能を高めることにつながるだろう。

口 生涯学習について説明できる。

 一般的に継続訓練 (Continuing education) と呼ばれる。継続訓練から起こる継続学習は, 4つに分けられる。[ R ]な継続学習は,専門団体によって正規の研修として位置づけられており,専門家は受講生として受講し,その学習効果は,満足度やテストなどの形によって評価される。次に,[ S ]な継続学習は,専門誌や専門書を読んだりすることが顕著な例であり,講師や明確な枠組みがないままに行われ,単位なども計算されない。三つめに[ T ]がある。これは,心理職の業務を行うことが結果的に学習となっている場合を指す。例えば,授業を教えること,専門団体の委員などを務めること,ワークショップの講師を務めることなどである。これらの学習も,評価や単位などがない。最後に,[ U ](な)学習である。これは,心理職の者が受講生の立場におかれるが正規の単位や評価が与えられないものである。例えば,大学の講演会やシンポジウムや職場の事例検討会に出席することである。これら4つの形態の学習は,心理職の生涯学習を異なる形で支えている。


『公認心理師現任者講習会テキスト』(金剛出版)より




第43条を具体化したようなパートだろう。あまり聞いたことがない用語も出てくるため少しめんどくさいところである(笑)。

A.コンピテンシー

B.専門家

C.資格

D.倫理観や価値観

E.意思決定

F.内容

G.成果

H.基盤

I.機能

J.職業的発達

K.反省的実践

L.自己アセスメント

M.スーパービジョン

N.教育分析

O.自分自身を俯瞰する

P.キャリアポートフォリオ

*自分のキャリア・業績・経歴に関して「整理して保管する」細かな記録。キャリア形成を助ける履歴書。

Q.6

第1期:素人援助者期,第2期:初学者期,第3期:上級生期(博士後期)

第4期:初心者専門家期(博士終了〜経験5年),第5期:経験を積んだ専門家期(〜15年くらい),第6期:熟練した専門家期(20年〜25年)

→ これは覚える必要はなさそうだが・・・。

R.フォーマル

S.インフォーマル

T.偶発的(な)学習

U.ノンフォーマル



『公認心理師現任者講習会テキスト』(金剛出版)より