寒中お見舞い申し上げます。寒い日が続きますね。
どうかご自愛ください。

 「未来は歴史よりずっと長い」ということばの通り、
それぞれの未来と目的に向かって、しっかりと
取り組める年にしたいですね。

さて、1月のアドラー心理学研究会のご案内を申しあげます。
 今月は、お茶の水女子大D3の◯さんに話題提供をいただき、

高齢者へのアドラー心理学的関わり」について、皆さんと検討して

みたい と思います。これまで本研究会ではほとんど取り上げてこな

かったテーマですので、楽しみです。


久しぶりに参加してみようと思っているあなた、初めて参加してみよう
 という方々など、お誘い合わせのうえ、にぎにぎしいご来駕を心より
 お待ち申しあげております。
                                 2018.01.09

                  ―記―
 ■日時:1月16日(火)18:30〜21:00
 ■場所:初台センタービル2F・会議室 (京王線「初台」駅下車2分)
 「心理支援ネットワーク心PLUS」オフィスの入っているビルの
2F会議室です。
アクセスは,下記サイトをご参照ください。
http://www.kokoro-plus.or.jp/aboutus.html
https://www.facebook.com/kokoroplus/?fref=nf

 ※センタービルの正面玄関入り口は,18:00に閉まりますので,
 正面入り口から,右手の「三菱UFJ」の脇を進むと,駐車場
 入り口の右隣に,通用入り口があります。そこから,1Fフロア
 に入り,正面入り口の左手奥にエレベーターがあります。
エレベーターで2Fに昇ってください。
※なお、「心理支援ネットワーク心PLUS」のオフィスは、
506号室にあります。



■研究会概要:
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◆タイトル:高齢者へのアドラー心理学的関わり
◆話題提供者:◯(お茶の水女子大学・D3)
◆内容
近年、医療技術の発達により平均寿命は世界的に増加の一途を辿っている。
中でも現代日本は人口の1/4以上が65歳以上を占める超高齢社会である。
こうした中問題となっているのが、平均寿命と健康寿命の落差である。
健康寿命とは継続的な医療や介護に依存せずに生きることのできる年齢を指し、
平成22年度の時点で男性は約9年、女性は約13年もの平均寿命との差があること
が明らかになっている。
健康寿命は行政上は社会保障制度の維持という視点で重視されるが、個人内に
おいては、いかにQOLを高めるかという意味で重要である。
一方で、いかに健康を維持しようとしたとしても、加齢による認知機能や運動機能
の低下、病気などは人間が生物である以上、避けがたい事態であり、また個人差も
大きい。こうした事実と直面しつつ可能な限り最善を尽くすためには、アドラー心理学
における、現在の自分をありのまま受け入れ、劣等感に振り回されないこと、課題分離
が重要となってくる。
発表者は現在認知症検査を通じて高齢者と短時間関わることが多い。その中には身体の
自由も効かず認知症が進行していることを自覚しつつも現在の自分を受容している方も
いるが、比較的機能の低下が顕著ではないにも関わらず、他者ではなく、過去の何でも
思い通りに出来ていた自分と比べて自己卑下的になっている方も少なくない。こうした
方々に関わっていく上で、アドラー心理学的視点をどのように組み入れていけば勇気づけ
ていけるのかということを、資料を用いたディスカッションにより検討したい。


資料:
1.尾関恵美. (2016). 認知症を含む有病老人との付き合い (総会シンポジウム報告)
--(老いと死を勇気づける). アドレリアン, 29(3), 208-211.
2.平山奈津子. (2016). 施設や病院に入った老人との付き合い (総会シンポジウム報告)
--(老いと死を勇気づける). アドレリアン, 29(3), 203-207.
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★資料は、当日配布します。
※アドラー心理学、コミュニティ心理学に関心と経験のある
方はもちろん、初心者の方もともに語り合いましょう!
※参加費(資料代など):一律 500円



■開催予告とお知らせ■
2月の研究会開催要項は次の通りです。

2月20日(火)18:30〜21:00
テーマ未定




■日本臨床・教育アドラー心理学研究会第8回大会開催のお知らせ■
 アドラー研ともつながりの深い標記研究会の第8回大会が下記の通り
開催されます。興味深いテーマですので、皆さまの参加をお勧めします。

 「日本臨床・教育アドラー心理学研究会」は春に研究会、秋に研修会を開催し、
今回で研究会は7年目を迎えました。
午前は、サングラハ教育心理研究所の岡野先生から共同体感覚と宇宙意識について
ご講演をいただきます。
 昼食を摂りながらの懇親会をはさんで、教育臨床の現場から久保田先生による
研究発表をうかがい、続いて、鈴木による学級の問題解決に使えるエンカレッジ
シートの実践を発表していただきます。盛りだくさんのアドラーの一日をお楽しみ
ください。



日時:2018年3月4日(日)10:00〜16:00
場所:文教大学越谷キャンパス 12号館1階 12101教室
※詳細および参加申し込みは、添付ファイルをご参照ください