『心理教育的アプローチを生かした学級づくりと授業づくりの一体化―アドラー心理学を用いた共同体感覚の育成を通して―』

ですが,茨城県の教育センターの方が

学級集団の状態の安定  ←必要条件
・ルールの確立
・リレーションの確立

学習活動の質と量
・授業お内容・構成・展開  ←十分条件

子どもたちの学力

という図式で,必要条件に焦点をあてて研究をするというものでした。

近藤卓先生のsoba理論(でしたっけ・・・)の基本的自尊感情を高めるには勇気づけが必要で,赤坂真二先生の鵜飼い型コミュニケーションからネット型コミュニケーションへという辺りを理論的根拠をしてみたな感じだったかなぁ。

学級づくり=クラス会議で

授業づくり=協同学習で

というのもありました。

共同体感覚の測定は高坂先生のを使用してあり,図からすると小学校1年生から高校3年生までを測定した感じなのでしょうか。

学年が増すごとに共同体感覚尺度得点は下がっているという結論でしたが,同学年の5時点の調査の上下がグラフでみる限りよくわからなかったので,近く研究結果がHPにアップされるとのことで,そこで詳細にみてみたいと思いました。

なお,私の近く投稿予定の未発表データ(3校分で450人くらい)では小学校だけですが,3→4→5までは上昇し,6年で5年との差がなくなるというものでした(ライフスタイル10歳固定説がどう作用するのか)。

私の実感ではもしかすると(自然な)共同体感覚は元々高かったのだが(アドラーの説と違いますが,その辺はこれから考えるところでしょうか),「競合的態度」が「芽生えてきて」発露が阻害されるのではないかみたいな仮説を持っているのですが,それには「協力・競合的尺度」でも作らないと証明できないので,ちょっとやっかいなのですが(^_^;)。

何はともあれ実際のデータがHPにアップされれば,私の論文(まだ書いてないけど)考察が書きやすくるかもです。

なお,今回の参加者は60人でしたが,この発表のあとにはたくさんの質問者が並んでいたので,もしかすると,この発表を目当てに来ていた方がけっこういたのかもしれませんね。