項羽と劉邦 (12) (潮漫画文庫)項羽と劉邦 (12) (潮漫画文庫)
著者:横山 光輝
販売元:潮出版社
(2001-09-01)
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なんつうか,こう,敗れる項羽なだけあって,この巻は項羽が主人公みたいなものでした・・・。

臣下の意見を聞かず,臣下を排斥もし,厳しい政治を行い,一時の感情に流される傾向があったのが痛かったんですかねぇ・・・。

兵糧の重要さに気がつくのも遅かったようです・・・。

しかし,アレです。確かに暴君系ではあったものの,何だか最後の方はかわいそうに思えてくるから不思議です。

項羽系は信長系みたいに乱世をある程度統一するのには良いのでしょうが,最後の最後で敗れるというのが,この系統の宿命なんですかねぇ・・・。

しかし,散り際の美学を持つ武将と恩賞目当てに死体を切り刻む下級武士の浅ましさが対照的で,この辺もまた,人の業かと。

なお,項羽が死んだところで,話は終わり,劉邦が漢王朝を創ったみたいなところで話は終わってしまいました。

なんでも,その後の劉邦は猜疑心の塊になったとかで,その後の部下との関係も知りたいかなと。

まあ,何はともあれ,古典中の古典だけあって,実に読み応えがあった「項羽と劉邦」でございました。